ひとつひとつ手づくりで。懐かしい味わいの伝承ゆべし
山形で昔からつくり続けられてきた、懐かしい味わいの「ゆべし」をご紹介します。ゆべしはその昔、農家での米の収穫の際に割れてしまった米を砕いて粉にし、醤油や砂糖などを混ぜ合わせてから形を作り、上から二本の指で押した飾りをつけて蒸しあげたのが始まりといわれています。”指で押した”ことから、”ゆべし”と呼ばれるようになったという説も残っています。子どもたちのおやつとして、母から子へと伝承されてきた素朴な味わいの和菓子です。
今回ご紹介する作和庄(さわしょう)の伝承ゆべしは、米どころ山形の厳選されたお米から作った米粉と、山形を代表する山である蔵王山系の冷水を使用し、職人の手で毎朝ひとつひとつ手づくりで作られています。
人気の味わいを詰め合わせ。5種類のゆべし
今回は、作和庄のゆべしの中でも人気の高い5種類を詰合せました。
【草つぶあん(よもぎつぶあん)ゆべし】
北海道産大納言小豆を使用したつぶあんを、香り豊かなよもぎを練りこんだゆべしで包み込みました。
【醤油こしあんゆべし】
舌ざわりの良いなめらかなこしあんを、醤油風味のゆべしで包みました。 作和庄のゆべしの中でも一番人気の商品です。
【お茶ゆべし(左)、くるみゆべし(中)、ごまゆべし(右)】
お茶ゆべし:ほんのりお茶の風味が香る、抹茶を練りこんだめずらしいお茶ゆべしです。
くるみゆべし:山形で最もスタンダードなゆべしといえば、この醤油味のゆべしです。 くるみの食感と醤油ゆべしの風味がとてもよく合います。
ごまゆべし:ごまを贅沢に使った、香ばしい風味が香るごまゆべしです。
柔らかくてもっちりとした食感にそれぞれの風味や香りが加わった、どれも食べるとほっとするような懐かしくて優しい味わいのゆべしです。
〜母から子へ〜伝承ゆべしをつくり続ける作和庄
この伝承ゆべしをつくっているのは、山形市に本店を構える「作和庄(さわしょう)」。30年以上に渡り、この懐かしい味を守り続けてきました。上質な材料にこだわった伝承ゆべしは、年配の方からお子さままで、さまざまな世代のお客様に愛され続けています。そんな、懐かしい味わいを、どうぞお楽しみください。
優しい甘さと懐かしい手作りの味。作和庄の伝承ゆべしをぜひお楽しみください。