([お]4-3)ピエタ (ポプラ文庫 日本文学)
2012年本屋大賞第3位 18世紀、水の都ヴェネツィア。 ゴンドラが運んでいくのは、 秘めた恋とかけがけのない友情―― 生への限りない祝福に満ちた感動作 18世紀ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、 孤児たちを養育するピエタ慈善院で、〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。 ある日教え子エミーリアのもとに恩師の訃報が届く―― 史実を基に、女性たちの交流と絆を瑞々しく描きだした傑作。 大島真寿美(おおしま・ますみ) 1962年、名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で第74回文學界新人賞受賞。 著書に『戦友の恋』『ビターシュガー』『羽の音』『やがて目覚めない朝が来る』『ゼラニウムの庭』『三月』などがある。