FUJI JARI 2.1
JARIはその名の通り日本語の砂利から取ったもの。
製品化するまでに6種類のプロトタイプを試作してテストを繰り返した思い入れの強いモデル。
ショルダーパッドについてはトレイルに入った際に走行不可能なエリアに差しかかって、バイクを担いで長い距離を歩いた時に思いついた。BENTO BOXマウントについてはボルトオンタイプとなっている。BBスペックはメンテナンス性の高さや多くのショップが常備しているであろうパーツということで、緊急時の問題解決がしやすいBSAを最終的に選択。
積載性を重視してフレーム強度はかなり高く、その分重量はアルミフレームの中では平均的。様々な用途に柔軟に対応出来るマルチパーパスバイクということもあって、我々はこのバイクをスイスアーミーナイフ(十徳ナイフ)と呼んでいる。
全グレードのハンドルにはこのバイクのために特別に作られたOVALのアドベンチャーバーを採用。ライダーの手首の角度を最適化しドロップ部分をより有効的にする為に一般的なロードタイプより20mm幅が広く、125mmドロップ、4度バックスウィープ、25度アウトスウィープ仕様となっており未舗装路でのバイクコントロール性が向上した。
あと密かにアピールしたいポイントが高速巡航性の高さ。フレームのリアセンターが長いこともあり加速性能は平均的だが、ロングホイールベースと低いBB位置による低重心のおかげで、高速域での速度キープが比較的容易になっている。
直進安定性も高いのでシビアなバイクコントロールを必要としないのも長時間走行には大きなメリット。
上位グレードのJARI1.5と同じ軽量アルミフレーム/カーボンフォークを採用したSHIMANO Tiagra仕様モデル。
基本スペックは1.5グレードを踏襲しながらTEKTRO機械式ディスクブレーキを採用し手に取りやすい価格となった限定モデル。