前祝いの法則
読者が選ぶ「ビジネス書グランプ2019」自己啓発部門賞受賞作 「お花見」は未来を先に祝ってしまう日本の「引き寄せ」の法則だった 未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで 現実を引き寄せることを「予祝(よしゅく)」と言います。 平凡社の『世界大百科事典』には、次のように説明されています。 「豊作や多産を祈って、一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。 農耕儀礼の一つとして〈予祝行事〉が行われることが多い。 あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると、そのとおりの結果が得られるという 俗信にもとづいて行われる。 小正月に集中的に行われ 農耕開始の儀礼ともなっている。 一種の占いを伴うこともある。 庭田植(にわたうえ)、繭玉(まゆだま)、粟穂稗穂(あわほひえぼ)、 鳥追、成木(なりき)責めなど地方色豊かなものが多い」 つまり、お花見とは秋の豊作を先に祝って、 みなで祝杯をあげる、「予祝」という引き寄せの儀式だったのです。 日本人は、この予祝の効果を忘れてしまっています。 しかし、これに気づいた人は、奇跡と呼べるような引き寄せをしているのです。 ・31年間、甲子園出場を果た