目次
安楽死・尊厳死をめぐる法と倫理
終末期医療・尊厳死と医師の刑事責任―川崎協同病院事件第1審判決に寄せて
尊厳死問題における患者の自己決定のアポリア―河見誠教授の批判に答える
ドイツにおける終末期医療をめぐる法的・倫理的論議の最近の動向
終末期医療と尊厳死―日本刑法学会ワークショップから
終末期医療における病者の自己決定の意義と法的限界
自殺幇助と患者の「死ぬ権利」:難病患者の「死ぬ権利」を否定した事例―プリティ判決(Pretty v.the United Kingdom,29 April 2002,Reports 2002‐3)
終末期医療のルール化と法的課題
ドイツにおける延命治療中止に関するBGH無罪判決―プッツ事件
終末期医療と臨床倫理
ベネルクス3国の安楽死法の比較検討
オランダの安楽死の現状と課題
イギリスにおける人工延命措置の差控え・中止(尊厳死)論議
PEG施行について患者の事前指示と家族の希望が異なる場合どうするか―法律家の立場から
人工延命措置の差控え・中止(尊厳死)問題の「解決」モデル
終末期の意思決定と自殺幇助―各国の動向分析
著者等紹介
甲斐克則[カイカツノリ]
1954年10月大分県朝地町に生まれる。1977年3月九州大学法学部卒業。1982年3月九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得。4月九州大学法学部助手。1984年4月海上保安大学校専任講師。1987年4月海上保安大学校助教授。1991年4月広島大学法学部助教授。1993年4月広島大学法学部教授。2002年10月法学博士(広島大学)。2004年4月早稲田大学大学院法務研究科教授。現在に至る(広島大学名誉教授)。日本刑法学会理事、日本医事法学会前代表理事、日本生命倫理学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)