コスミック時代文庫 浪人上さま織田信長〈2〉大江戸戦国剣
内容説明
慶長十二年の江戸。京橋の遊郭に刃物を持った侍が押し入り、客や遊女を人質にしてたてこもった。この凶事に巻きこまれた客のひとりの老剣士は、なんとか平穏にこの場をおさめようと、息を殺してなりゆきを見守っている…。果たしてこの老剣士、一瞥してただものではないとわかるものの、その正体は予想のはるか上。なんと、本能寺の変を生き延びたかつての天下人、織田信長その人であった。天下布武に興味をなくし、いまや江戸で自由気ままに暮らす信長は、退屈しのぎとばかりにさまざまな揉め事や事件を解決していく。そしてそんな信長のまわりには、かつての名将や有名人などが、次々と現れてくるのだが…。
著者等紹介
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
1968年、東京都出身。某大学院で経済史を学んだ後、テクニカルライターを経て、『決戦!津軽海戦―鋼鉄の嵐 維新篇』(KKベストセラーズ)でデビュー。以降、架空戦記や時代小説を中心とした執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
コスミック時代文庫