1冊でわかるポケット教養シリーズ 音楽家65人の修行時代
内容説明
天才は才能が作るのか?それとも環境が作るのか?歴史に残る音楽家たちは、いかに修行し、何をきっかけに世に出ていったのか?新しい切り口で音楽家の経歴を掘り下げ、歴史を読み解く。
目次
第1章 16〜18世紀の「修行時代」―教会や宮廷文化、華やかなりしころ(ダウランド―“うらみ”こそ創作の原動力!;モンテヴェルディ―教える技能と教わる才能とがきれいに交わる;ローゼンミュラー―逮捕、脱獄、国外逃亡…。それでも、芸は身を助ける ほか)
第2章 19世紀の「修行時代」―伝統と私、綱引きの果てに(F.X.モーツァルト―励みとプレッシャーのはざまで才能を磨く;シューベルト―寄宿学校の管弦楽クラブで指揮・演奏・作曲と大活躍!;ロルツィング―一家総出で演劇の道へ進み、各地を渡り歩く ほか)
第3章 20世紀の「修行時代」―激動の世紀、新しい扉の向こうへ(ベルク―新しい刺激はウィーンの街中にあふれていた;マルチヌ―193段の階段を往復して習ったヴァイオリン;プロコフィエフ―学校嫌いを学校に引きつけた“アニキ”の存在 ほか)
第4章 ひとりの音楽家を作り上げるもの
著者等紹介
澤谷夏樹[サワタニナツキ]
音楽評論家/慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業、同塾大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了(いずれも音楽学)。2003年より音楽評論活動を開始。柴田南雄音楽評論賞奨励賞および本賞受賞。国際ジャーナリスト連明(IFJ)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)