内容説明
キャリアの不安・焦りを具体的な思考と行動に移す確かな方法。若手社会人への徹底調査で明かされる令和のリアルな働きかたの指針。
目次
1 会社はあなたを育ててくれない
2 「選択できる」ことは幸か不幸か
3 自分らしさと成長を両立するために
4 三年いても温まらない
5 巨人の肩の上に乗る
6 スモールステップを刻む
7 「キャンペーン」の集合でつくる
8 “合理性”を超えるために
9 「組織との新しい関係」を築く
10 「新しい安定」を実現する働きかたのデザイン
著者等紹介
古屋星斗[フルヤショウト]
リクルートワークス研究所主任研究員。2011年一橋大学大学院社会学研究科修了。同年、経済産業省に入省。産業人材政策、投資ファンド創設、福島の復興・避難者の生活支援、政府成長戦略策定に携わる。17年より現職。労働供給制約をテーマとする2040年の未来予測や、次世代社会のキャリア形成を研究する。一般差社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事。法政大学キャリアデザイン学部兼任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「このままでいいのだろうかー」。
社会人としての今後の成長や人生の幸福度を考えたとき、ふと不安になる若手社会人に送る、キャリア・デザインの入門書!
「ゆるい職場」を提唱するなど、次世代社会のキャリア形成などの研究で実績を持ちメディアでも人気の著者が、最新のデータとメソッドを網羅し、令和という新たな時代に最適化したリアルなキャリア論を提示しました。
「ゆるい職場」が広がる現在の労働社会は、働く個人にとっては“すべてが自分しだい”という、実はとてもシビアな環境でもあります。
ここ十年における日本の労働社会のあり方は、劇的に変化しています。転職や副業が一般的になり、趣味やボランティアなどの社外におけるコミュニティも多様化し、社会から求められる個人の役割も様変わりしている中で、終身雇用で一つの会社で働きあげることが普通だった時代のキャリア・デザイン(だけで)は、今の時代に通用しません。
漠とした不安や焦りを生み出している社会の状況や個人に求められている考え方や行動のありかたを可視化し、私たちがどのようにキャリア(働きかた、生きていき方)をデザインし、具体的に思考しアクションを起こしていけばよいのかを、2000人を超える20代社会人への調査や各種最新データをもとに提示します。
20代の若手社員はもちろん、就活生や30-40代の中堅社員、また若手社員と相対する管理職層。経営職層にも必読の一冊!