内容説明
音の物理的特性から音楽の要素の働きや音楽史まで、基本的な知識が身につく子ども向け楽典。
目次
1 音楽の素材―音のいろいろ
2 音楽の生命―リズム
3 音の組織―音程と音階
4 音楽の引力―和音とコードネーム
5 音楽のかたち―形式、テクスチュア、構成原理
6 音楽の表情―用語と記号
音楽史年表
著者等紹介
山下薫子[ヤマシタカオルコ]
東京藝術大学音楽学部教授。研究分野:音楽教育(初等科・中等科教育の音楽カリキュラム、レッスン研究など)。日本ダルクローズ音楽教育学会理事、全日本音楽教育研究会大学部会理事、読売教育賞選考委員、TBSこども音楽コンクール審査員、かながわ音楽コンクール審査員などを歴任。2008年には文部科学省『小学校学習指導要領解説―音楽編』作成協力者、2017年には「学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等協力者(小学校音楽)」を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
子ども向け楽典の決定版。総ルビ。初心者や、音楽の基礎知識を改めて身につけたい大人にもお勧め。音の物理的特性から音楽史まで
子ども向け楽典の決定版。総ルビなので、小学生でも読むことができる。精選された項目、ポイントを押さえた解説は、子どもはもちろん、音楽学習の初心者や、音楽の基礎的な知識をあらためて身につけたい大人にもお勧め。用語・人名の表記は文部科学省編『教育用音楽用語』に準拠。全体は「音のいろいろ」「リズム」「音程と音階」「和音とコードネーム」「形式、テクスチュア、構成原理」「用語と記号」の6部に分かれる。巻末には「音楽史年表」と「西洋音楽の歴史」を掲載。本書1冊で、音の物理的特性から音楽史までを網羅。実際の活動を通じて、音楽の仕組みをより具体的に理解できるように書かれた「チャレンジ!」と、音楽の決まりが生まれた背景などにふれている「コラム」のページがあるのも、本書の大きな特徴となっている。譜例・図版・イラスト多数。本文と連動して音楽独自の世界を楽しく生き生きと表現したイラストは、子どもの関心をいっそうかきたてるだろう。
はじめに
楽譜《ふるさと》
1.音楽の素材――音のいろいろ――
音ってなぁに?
音の高さを書く!
コラム 文字と記号だけの楽譜から五線記譜法へ
音名 その1
☆チャレンジ! 音の高さと楽器の長さとの関係
2.音楽の生命――リズム――
リズムってなぁに?
音符と休符
拍子
コラム テンポ(速度)の話
リズム・パターン
☆チャレンジ! 指揮者になろう
3.音の組織――音程と音階――
音程ってなぁに?
コラム 倍音と完全協和音程
音名 その2
調性
音階
コラム 様々な音階
五度圏
☆チャレンジ! 五度圏めぐり
近親調(関係調)
コラム 移調楽器
☆チャレンジ! 移調
4.音楽の引力――和音とコードネーム――
和音ってなぁに?
和音の種類
和音の機能
☆チャレンジ! 《ふるさと》の和音を分析しよう
コードネーム
コラム 中世の和音
5.音楽のかたち――形式、テクスチュア、構成原理――
形式ってなぁに?
音楽の形式
テクスチュア
構成の原理
☆チャレンジ! 音楽を分析してみよう
6.音楽の表情――用語と記号――
音符を補う用語や記号
速さとその変化
強弱とその変化
イメージ
奏法上の記号と用語
音楽史年表/西洋音楽の歴史
山下 薫子[ヤマシタ カオルコ]
著・文・その他