パウチの交換時、毎回面板の接着面をまんべん無くしばらくのあいだ指で押さえる作業は、日常生活の中では中々面倒な作業です。更に皮膚の洗浄具合によっては、接着状態が弱かったり、一部剥がれやすかったり、最悪再度新しいパウチの付け直しが必要などといった不経済が発生したりします。またストーマ造設以来、服を着た際にどうしてもストーマ周辺部のお腹の出っ張りが気になる、ほとんどの方が同様のお悩みを持っておられます。本製品は、そんな問題を解決するためのアクセサリーです。
特長1, パウチを簡単装着。両手に代わって面板を均等に圧着
パウチ交換の際には、装着時に両手でしばらくの間、面板を押さえる作業が必要です。本パウチホルダーは、面板を含むストーマ全周辺域を2mm厚の塩化ビニル板でしっかりと均等な力で押さえてくれます。更にホルダーを両脇から30mm幅の伸縮ベルトでしっかりとホールドしますので、従来のホルダーに比べより強力な装着が実感できます。これらにより両手に代わって瞬時に安定したパウチ装着(腹部への面板接着)が可能となります。
特長2, 剥がれを気にすることなくパウチ装着直後から外出可能
パウチを装着する際に、ストーマ周辺を綺麗に洗浄したつもりでも、皮膚の状態によっては部分的にすぐに剥がれてきたりする場合があります。このような状況ではきちんと接着を確認した後でないとなかなか安心して外出できないものです。
本パウチホルダーは、面板を塩化ビニル板で、上から固定しますので、その後の面板の剥がれや、そこから漏れる臭い等の心配をする事無く、安心して外出が可能になります。
特長3, 安定かつやさしい装着感で、外見のお腹の出っ張りの軽減且つヘルニア防止効果も
本パウチホルダーは、腹部の形状に馴染みやすいコンベックス(凸)形状に加工してありますので、お腹に沿って安定した装着感が実感できます。またストーマ周辺全域を伸縮ベルトでしっかりと均等に押さえますので、ストーマ周辺のお腹の出っ張りが気になる方やヘルニア予防にも効果を発揮します。スポーツをされる際にもご使用をお勧めします。
その他製品の特長
- ホルダー部は透明の塩化ビニル材を使用しておりますので、ホルダーを装着した状態でもパウチの状態、替え時が容易に判ります。(写真1)
- ホルダー部のベルト穴が上下非対称に開いていますので、ホルダーの上下の向きによりストーマの位置を基準としたベルト位置が変わります。伸縮ベルトのより快適な巻き付け位置をお選びいただけます。(図1)
- 各社パウチに対応するために、4種類のホルダーをご用意しております。(写真2)ホルダー4種
伸縮ベルトについて
パウチホルダー伸縮ベルトはウェストサイズに合わせてSサイズとLサイズの2種類を用意しております。Sサイズはストーマ周辺ウェストが45cm〜70cm程度。Lサイズは70cm〜110cmとなっております。両端に面ファスナーを取り付けてありますので、お好みの締め具合に調整してお使いください。
面ファスナーは着衣感を快適にするため小さい設計としましたが、吸着力はかなり強力です。剥がす際にすこし緩くしたい場合は、面ファスナーを傾けて接着していただくと、はがれやすくなります。
尚、本伸縮ベルトは、ご使用期間が長くなりますと、伸びや本来の伸縮性が維持できなくなったり、接着面の毛羽立ち等が発生いたします。消耗品としてお考えください。パウチホルダー(伸縮ベルトS/L付き)セットには2本の伸縮ベルトが付属しております。
- 弊社パウチホルダーは4種類ありますが、パウチの種類によって対応できるパウチホルダーの種類が異なりますのでご注意ください。
- ご使用のパウチに合うパウチホルダーを対応表を参照いただきお選びください。面板のプレカット仕様とフリーサイズ使用によっても対応パウチホルダーが異なる場合がありますので、型番で参照ください。
- 上記対応表にご使用のパウチが未登録の場合は、ご自身で対応パウチホルダーをお調べ戴く必要があります。