ぶどう苗 |ナガノパープル 3年生大苗
「巨峰」に「 リザマート」を交配して生まれた品種です。
長野県育成の県外譲渡用苗です。
門外不出の皮ごと食べる種無し大粒巨峰系黒ぶどう。
ナガノパープルの特徴は、何と言っても「皮ごと食べる、大粒の黒ぶどう」だと言うこと。まさに皮ごと食べれる種無し巨峰です。糖度は親である巨峰に劣らぬ糖度を持ち、フォクシー香があります。皮ごと食べるシャリシャリとした食感は爽やか!黒系ぶどうならではの、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」が皮にたっぷりと入っているのも嬉しいですね。ポリフェノールはブドウの皮にしか含まれていないので、ぜひ皮ごと味わいましょう。ナガノパープル1房で赤ワイン1本分のレスベラトロールを摂取できるとされています。
皮は果肉との癒着が強いため、剥いて食べるにはちょっと向きません。皮の歯ごたえと渋みがかえって果実の甘さを引き立て、バランスが取れた美味しい味覚になります。
種があると食べにくいため、ジベレリン処理をしっかり行いましょう。(ジベレリン処理をしないと粒は小さく種が入ります。)皮が薄いので裂果しやすいのが欠点です。雨除け栽培と着色時期からは3日に1回の潅水を行い、土壌水分を安定させましょう。
当初は長野県でのみ栽培を許可されていた品種でしたが、県内譲渡用苗を入手することができました。入荷本数が大変少ないので、買えるときはとにかく買いましょう。
ぶどうは全般に暑さ寒さ、乾燥に強く、北海道から九州まで栽培できます。水はけが良く、通気性の良い土を好み、土質は選びません。
棚仕立てが一般的ですが、フェンス仕立てやあんどん仕立てなど工夫次第で小さな場所でも楽しめます。棚仕立てで広く育てると1本の苗木で300房以上の収穫も可能です。手間をかければいい果実ができ、おなか一杯の収穫が待っています。
欧米雑種3倍体
ぶどう ナガノパープルについて詳しく教えて
学名 | Vitis spp. ブドウ科 ブドウ属 |
別名 | ながのぱーぷる |
作出年・作出者 | 1990年 (長野県・長野県果樹試験場) |
交配親 | 巨峰 × リザマート |
開花時期 | 6月頃 |
収穫時期 | 9月上旬〜10月上旬 |
果実の大きさ | ★★★★☆ 大粒 13〜15g 豊産性あり |
甘さ | ★★★★☆ 平均糖度:18〜21度 |
果実の用途 | 生食、ジュース |
結果年数 | 2〜3年 |
自家結実性 | 1本でなる(ジベレリン処理を2回、フルメット処理1回で無核化(種無し)) |
最終樹高 | 地植え:m 鉢植え:m (落葉つる性) |
栽培用途 | 果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、フェンス、トレリス、シェードガーデン |
成長の早さ | 樹勢が強い (200cm/年) |
植栽適地 | 北海道〜九州 |
育てやすさ | ★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、 豊産性あり、耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
耐病害虫性 | 耐病性:強い 害虫:強い |
芽吹き時期 | 4月下旬〜5月頃 |
花言葉 | 陶酔、親切、人間愛 |