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【完全版】大衆明治史(上巻)―建設期の明治 三省堂書店オンデマンド
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【『大衆明治史』について】
菊池寛の『大衆明治史』は、明治維新以降、短期間に驚異的に成し遂げられた日本の近代化の苦難に満ちた過程を、それに関わった人物像を活写しながら描いている名著です。
読みながらその過程が眼前に展開されているような気にさせられる菊池寛ならではの作品です。第二次大戦前に書かれましたが、日本の明治近代化を肯定する書籍と受け止められたのでしょうか、戦後に占領軍GHQによって発禁図書となっています。

【「国民版」と「完全版」の差について】
この『大衆明治史』は、戦前に刊行された単行本としては2種類あり、最近になって広く知られるようになったのが「国民版」(1942年、汎洋社刊)です。これはもともと同社から『大衆明治史』上下2巻として発行されたものから、普及版として抜粋したものでした。
今回、「完全版」として上下2巻で発行する本書は、そのもともとの『大衆明治史』上下2巻に収録された章に加えて、雑誌「オール讀物」連載されたものの単行本には収録されなかった章もすべて加えて、「完全版」と称したものです。

「国民版」未収録の章には、外交面(英国、米国との連携・協調)、国際金融面(戦費調達)での水面下での交渉の緊迫した状況など、重要な局面が描かれたものが多数あります。また、日露戦勝利に多大な貢献をした秋山好古・真之兄弟を描いた章もあります。

それらは、菊池寛全集第19巻(高松市刊 文芸春秋社1995年発行)に収録されていますが、現在では古書市場にも全く出回っておらず入手不能となっています。これらはkindleの電子書籍の形で響林社文庫で発行していますが(「国民版」及び「追補版」)、今回、紙書籍の単行本として刊行することとしたものです。現代仮名遣い、振り仮名等の編集を加えています。
※ なお、未収録部分だけを収録した紙書籍としては、「響林社の大活字本シリーズ」の中で、以下を発行しています。
「【大活字本】大衆明治史(補遺)―「国民版」未収録分十二篇」

【「国民版」未収録の章について】※が付いた12篇です。
■上巻
廃藩置県
征韓論決裂
マリア・ルーズ号事件
※ 神風連は戦う
西南戦争
※ 三菱会社の勃興
十四年の政変
自由党と改進党
国軍の建設
憲法発布
大隈と条約改正
日清戦争前記
※ 支那から観た日清戦争
陸奥外交の功罪
三国干渉
※ 若き日の西園寺公
※ 政党と西園寺公

■下巻
川上操六と師団増設
※ 福沢諭吉と国権伸長
北清事変
※ 日英同盟
対露強硬論と七博士
※ 近衛篤麿と開戦論
日露開戦
※ 日露戦争と対米宣伝
※ 高橋是清と外債募集
※ 日露役の兄弟将軍
児玉総参謀長
旅順攻囲戦
奉天会戦
※ 政戦両略の一致
日本海海戦
ポーツマス会議
明治の終焉
明治史年表