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麻原を死刑にして、それで済むのか?【本当のことが知らされないアナタへ】渡辺脩
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麻原国選弁護団長 渡辺脩著

はじめに――麻原裁判最終弁論を終えて
 二〇〇三年一〇月三一日、第二五六回公判で、連続二日にわたった麻原裁判の弁護側最終弁論が終わった。
 これによって、国選弁護人としての実質的な仕事はすべて終わった。
 私は、最終弁論が終わった日の夜のテレビで、最近直木賞を受けた時代小説作家が、眉をしかめながら「結論が決まっているものに、なぜ無駄な時間をかけるのか」と言っているのを観た。それまで愛読していた作家だったが、「こんなに野蛮な人物だったのか」という思いでいっぺんに嫌いになってしまった。とはいうものの、同時に「この人も世間と同じように、やはり混同しているのかな」と思わざるを得なかった。
 一連の「オウム事件」について、麻原被告にオウム真理教教団の「教祖としての責任」があることは弁護団も認めているのである。それは教祖としての地位と宗教活動から生まれる当然の責任である。
 しかし麻原被告は一連の「オウム事件」の実行を指示したという「刑法上の『共謀』の責任」を問われて、逮捕・勾留され、起訴されている。その謀議責任の成立には、いつ、どこで、誰に対して、どうしたか、という具体的な証拠が必要であり、そういう証拠があるかないかを調べるのが公判の審理になる。そしてその証明に疑問が残れば、無罪にしなければならないのが刑事裁判である。
 この「刑法上の謀議責任」は教祖の地位にあったというだけでは成り立たない。それなのに、麻原被告が教祖であったというだけで「刑法上の謀議責任」も当然あったように混同しているのが世間一般の風潮ではないのだろうか。
 麻原弁護団は、そういう社会的風潮は間違っている、ということを言い続けてきた。

 だから、私は、法律雑誌『法学セミナー』の降旗健一朝日新聞編集委員との鼎談の冒頭で、「麻原裁判は警察・検察の捜査・起訴・立証のすべてがデタラメで、有罪の予断に固まったマスコミを巻き込み、世論操作に終始した現代日本の『魔女裁判』だったことを痛感する。被告人の完全黙秘も『魔女裁判』を拒否する意思表明と見るべきだ。私は、その『魔女裁判』で本気で闘った麻原弁護団を誇りに思う」と述べた。

――以下略――


オウム真理教
麻原彰晃
尊師
最終解脱
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