機械の研究 2019年12月1日発売 第71巻 第12号
雑誌紹介
- 本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
- 機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
- 械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
- の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
- 研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
- 究成果を平易に解説しています。
ピックアップ「技術士の紹介 ―技術者の活躍をサポートする国家資格―」
- 技術士という資格は技術者にとって最上位に位置付けられた国家資格であると考えられている。
それでは技術士とはどんな技術者のことをいうのだろうか。技術士法第二条は
『技術士とは登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く)に
関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又は
これらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く)を行う者』
と記している。
本稿では技術士について知って頂くため、技術士制度の始まりからの変遷、
技術士になるための試験、技術士が持つべき資質能力(コンピテンシー)、
日本技術士会の体制、その中の一部会で筆者が所属する
機械部会の体制と活動内容を述べる。
最後に、技術士がより活躍するために必要なことは何か、筆者が考えていることも含めて述べる。
技術士および その制度について知って頂くとともに、技術士になりたいと思って頂ければ幸いである。
(TNKT 技術士事務所 所長)
(技術士 (機械部門、綜合技術監理部門))
田中 建夫
版型
- B5
展望・総説・解説
連載講座
- 詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(9)/酒井智次
- 産業安全工学(27)本質安全と安全率/堀田源治
- サウンドデザイン論(6)―音をデザインし製品価値を高めるには―/石光俊介
- データで学ぶ 超耐熱合金切削の基礎技術とトラブル対策(11)―旋削加工の基礎技術(3)―/狩野勝吉
- パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(21)
―新エネルギー基本計画―/伊藤義康 - CFDの基礎講座(23)状態方程式と遷移行列 その2/棚橋隆彦
コラム:一杯のコーヒーから(155)
- ICBBD, ICEPS, ICESI, TSHF Joint International Conference 2019(その1)/福田収一
新刊紹介
工学・工業界ニュース