ドモード モンテプルチアーノ ダブルッツォ 2021 カンティーナ エ オレイフィーチョ ソシアーレ 750ml イタリア 赤ワイン
プーリア伝統のブドウ造りの哲学・手法を守り続ける1962年、19人の地元ブドウ栽培農家 “父なる創業者たち” が協同組合“Cantine San Marzano”を設立。以来地ブドウを中心に栽培していましたが、2000年頃から自社元詰めワインの生産を開始。南イタリアならではの新鮮な果実味を活かしたモダンテイストが認められ世界的に人気を博すようになります。現在では1,200もの経験豊富な栽培農家を抱え、彼らは今もプーリア伝統のブドウ造りの哲学・手法を守り続けています。 プーリアならではの土壌サン・マルツァーノはプーリアの南側に位置しています。南プーリアの土壌は赤土で石灰質の豊富な土壌。土は深さ約50cm程度しかなく、その下はすぐ石灰石になっています。そのため農作物の根はすぐに石の部分まで届き、鉄分で実が赤くなるといわれる程。ブドウの生育に非常に適した土壌といえます。さらに、非常に温暖な気候ながら海へはサン・マルツァーノの畑から車で5分程度でたどり着くほど近いため、朝夕には潮風で畑が冷やされ、果実味に溢れながらもきちんと酸味を保ったワインづくりを可能にしています。 古木を守り抜くサン・マルツァーノでは数多くのアルベレッロ(=古木、ブッシュヴァイン)を守り抜いています。古木は根が奥深くまではり、土の養分を十分に吸って非常に濃縮し複雑性のある味わいになることで知られています。収穫量は非常に少なく、30hl/ha程度。サン・マルツァーノでは一部、ギリシア、古代ローマ時代から続く昔のままの仕立てを行っており、このような古典的な仕立てのアルベレッロは機械での収穫ができず、手入れが難しいため、必然的に手摘み収穫となります。さらに病気などで死んでしまうとそのまま置いておくしか術がないため、通常農家は非効率さを嫌がって土地を整えてしまうのが普通ですが、SMでは土地ごと買い取り、それぞれの土壌にあった伝統を守っています。このように時間と労力をかけて栽培されたアルベレッロから、コレツィオーネ・チンクアンタやセッサンタアンニなどの上級クラスのワインが造られます。 最新鋭の醸造設備とトップクラスの品質管理サン・マルツァーノではこの回転式発酵タンクを横向きにし、果皮とジュースとの接触面積を通常よりも大きくすることでタンニンもしっかりと抽出しています。さらにプリミティーヴォに関しては皮が薄いため、回転を抑え気味にすることで、新鮮な果実味・アロマを保ちながらもきめ細やかでシルキーなタンニンをもった絶妙なバランスのワインを作り出すことに成功しています。ここにもそれぞれのブドウの特徴を最大限に生かすための研究、醸造設備への投資を怠らない姿勢が表れています。最新鋭のボトリングラインで、完璧な調整がなされています。ボトルを水で洗浄した後に不純物がこびりついてないか、瓶に異常がないか撮影・検証されるところからはじまり、ワイン充填の際に窒素も微量に充填するなどあらゆる場面で酸化を極力防ぐ体制が整っています。お客様の元へ届くまでに、ワイン1本1本に完璧な調整がなされています。 | ドモード・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・エ・オレイフィーチョ・ソシアーレアブルッツォの畑はアドリア海とマイエッラ山に挟まれた、なだらかな丘陵地に位置。長きにわたりこの地域の畑と伝統を大切に守り、信頼の置ける熟練の栽培家の手によって太陽と大地の恵みをたっぷりと吸収したブドウで高品質なワインを生産。最新の醸造技術によってブドウ本来の味わいを表現する彼らのワインは、現在世界中で人気を集めています。ドモードはイタリア語で「伝統」を意味するハイ・コスパ赤ワイン。モンテプルチアーノ種100%をステンレスタンクで発酵、熟成。プラムやチェリーの溢れるアロマにうっとり。ジューシーで滑らかな果実味としなやかなタンニン、飲み応えあるリッチな赤ワインです。 |