子育ての大誤解〔新版〕上――重要なのは親じゃない (ハヤカワ文庫NF)
内容紹介 2017年新書大賞『言ってはいけない』(橘玲・著)で大きく取り上げられ話題沸騰の名著、ついに文庫化。 橘玲さん激賞 「掛け値なしに、これまでで私がもっとも大きな影響を受けた本のひとつだ」(本書解説より) スティーヴン・ピンカー絶賛 「あまりのおもしろさに誤解しないでもらいたい。本書は真面目でかつ伝統にとらわれない科学の本である。おそらく心理学史に転機をもたらした一冊として名を残すことになるだろう」(本書序文より) 親が愛情をかければ良い子が育ち、育て方を間違えれば子どもは道を踏み外す―― この「子育て神話」は、学者たちのずさんで恣意的な学説から生まれたまったくのデタラメだった 双子を対象にした統計データからニューギニアに生きる部族の記録まで多様な調査を総動員して、 子どもの性格と将来を決定づける真の要因に迫る。 センセーショナルな主張が物議を醸す一方、子育てに励む人々を重圧から解放してきた革命的育児論。 〈本書で紹介される事例の一部〉 ・子どもは家と学校とで性格ががらりと変わる ・英才教育を受けた「神童」の多くは悲惨な末路を辿っている ・移民の子どもたちは家で