農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ (光文社新書)
大淘汰時代の小さくて強い農業とは 農業に関する様々なウソや誤解に丁寧に反論し、 これからの日本の農業のあり方を考える 【内容紹介】 「恵まれない農家さんを助けたい」。農業に関心を持つ学生やビジネスパ ーソンにとって、農家は手を差し伸べる対象として捉えられています。 農家の側にも、哀れだと思われていた方が得という人がいて、あえて訛 りを強調するような小芝居が入ることすらあるので、注意が必要です。 一方、産業化が進む現代の農業は、古い「貧農像」とはかけ離れていま す。その抱える問題も深く構造的で、浅薄な「善行」で助けられるよう なものではないのです。 本書では、 第一線の農業者である著者が、農業にまつわる古い「常識」を一刀両断。 忖度なしの具体的でロジカルな提言で、読者の認識をアップデートし、 農業の本当の知的興奮へといざないます。 【著者紹介】 (株)久松農園代表。1970年茨城県生まれ。九四年慶應義塾大学経済学部卒 業後、帝人(株)を経て、98年に農業に転身。年間100種類以上の野菜を自 社で有機栽培し、卸売業者や小売店を経由せずに個人消費者や飲食店に 直接販売するDtoC型農業を実践