サイバースペースの地政学 (ハヤカワ新書)
サイバーセキュリティと軍事のプロによる渾身の現場ルポ サイバー空間から見た世界像 「千葉や北海道に、なぜ巨大データセンターが続々建つのか?」 「世界のインターネットは574本の海底ケーブルに依存!?」 「ロシア秘密海中工作部隊の真の狙いとは?」 「日本が守るべきサイバー世界の要衝とは?」 インターネット上に広がる「サイバー空間」とはそもそもいかなるもので、世界はどのように繋がっているのか? その手触りを求めてサイバーセキュリティと軍事のプロが向かった先は、千葉に林立する巨大データセンター、日本サイバー史の重要地点・長崎、人知れず活躍する海底ケーブル船、北の大地のAIデータ拠点、そしてロシアの隣国エストニア。情報インフラと安全保障の要でありながら実態の見えにくいサイバー空間の「可視化」に、気鋭の研究者二人が大胆に挑んだ渾身の現場ルポ。