どの子も違う-才能を伸ばす子育て 潰す子育て (中公新書ラクレ 731)
内容紹介 【内容紹介】 親が、学校が、社会が なぜ潰してしまうのか 個性の強さから問題児扱いされる異才児たち。突出した才能に恵まれていても、その多くは問題児扱いされて学校で居場所を失い、結果として不登校となりがちだ。そんな彼らに自由な発想と学びの場を提供することを目指し、東京大学先端研にてスタートしたのが「異才発掘プロジェクトROCKET」であり、ディレクターを務めるのが心理学や特別支援教育、支援技術を専門とする中邑教授である。学校や親が気づかぬ間に子どもとの間に築いてしまう壁とは 理解できない行動も、必ず裏に理由がある なぜ社会に合わせて人を変える教育を捨て、それぞれの特性で自然に生きる必要があるのか 「すべては見守ることから始まる」という主張や最先端の研究の場で得られた知見を一冊に集約し、これから必要とされる子育て法を浮き彫りに。今こそ、仲間外れの先に広がる可能性に向き合え 【目次】 はじめに 常に子育ての「答え」を求める親たち「/問題が顕在化しない」という問題「/失われる仕事」をこなす力の意味「/子育ての壁」を乗り越えるために 第一章 子どもの壁―彼らは