刑法各論〔第3版〕 (単行本)
刑法解釈の重要問題を網羅して精緻な分析と検討を試みた,他の追随を許さない明解な体系書。旧版以降の法改正に対応し,最新判例と学説の新展開を織り込んだ14年ぶり待望の改訂版。著者ならではの刑法各論の解釈論が鮮やかに展開される。 <目次> 序?説?刑法各論の意義と体系 第1編?個人的法益に対する罪 ?第1章?生命に対する罪 ?第2章?身体に対する罪 ?第3章?自由に対する罪 ?第4章?人格的法益に対する罪 ?第5章?信用及び業務に対する罪 ?第6章?財産に対する罪 第2編?社会的法益に対する罪 ?第1章?公共危険罪 ?第2章?取引等の安全に対する罪 ?第3章?風俗に対する罪 第3編?国家的法益に対する罪 ?第1章?国家の存立に対する罪 ?第2章?国交に関する罪 ?第3章?国家の作用に対する罪 本書「初版はしがき」より抜粋 ?「本書は,刑法各論の解釈論を体系的に叙述した,いわゆる体系書であり,既刊の『刑法総論』(有斐閣,2001 年)の姉妹編をなすものである。 ?本書を執筆するにあたっての基本的な考え方は,『刑法総論』と同様である。もっとも,『刑法総論』においては,犯罪論の基本を骨太に叙