『イタリア土着の葡萄だけを使って、“偉大なワイン”が出来る事を証明しよう』
パワフルかつエレガントなファルネーゼのフラッグシップ 【エディツィオーネ】
ワインの果実味と心地良さに重点を置いた、個性的な評価で知られるルカ マローニの「グイダ デイ ヴィニ イタリアーニ」にて年間最優秀生産者賞に過去9度も輝いている生産者ファルネーゼ。
ファルネーゼは、1994年に設立されました。ファルネーゼの名前は、当時のファルネーゼの王子と結婚したオーストリアの王女マルゲリータが、この土地でワイン造りに身をささげたことに因んでいます。自家所有葡萄園は合計で80haあり、モロリバー・ヴァレーの北側の斜面に位置し、それは太陽の恵みを受けるために最高の条件であることを意味しています。そして高度9000フィート、海から18マイルのところにあるマレイア山脈は、高品質のワインを産み出すために理想的なミクロクリマを産み出します。
「ファンティーニ エディツィオーネ チンクエ・アウトークトニ」は、南イタリアの5種の最良葡萄をブレンドして造られる、「最高」を求め造りあげた至極ワインです。ファルネーゼを訪れたヒュー・ジョンソンの「イタリアには700を超える土着品種があるのに、何故それで偉大なワインを造らないんだ!?」という一言から生まれました。
エディツイオーネは「(書籍などの)版」、チンクエ アウトークトニは「5種類の土着の葡萄品種」の意味です。標高500mの40年樹齢のアブルッツォの畑から、樹齢が120年近いプーリアのサーヴァ村にある畑に至るまで、ユニークで樹齢が古く高品質の葡萄が出来る畑を選びました。ファルネーゼが契約する畑は30,000haありますが、エディツイオーネのために選ばれた畑は僅か7haでした。
1999年が初リリースです。アブルッツォとプーリアの2州からの葡萄を使っているためイタリアの法律上ヴィンテージは表示出来ず、代わりにエディションナンバーが付けられています。「22」は2020年産となります。
サクランボやプラム、熟したブラックカラントの香り、タバコ、香ばしいトーストの香り。ベルベットのように滑らかなタンニン、バニラとチョコレートのスパイシーな風味があります。濃厚なソースを使った赤身肉やジビエと共に。またこれだけで、瞑想のためのワインとして。
「どんな光線をも通させないほどの濃厚な外観。黒イチゴやオークのスパイス感がシャトーマルゴーのようなハーモニーとやわらかなタンニンとともに押し寄せるが、そのまろやかさと強固な存在感は偉大なプリミティーヴォかアマローネのよう。ブドウ栽培と醸造における今日の絶対的な最高品質のワインだ。」ルカマローニ2015のコメント
■テクニカル情報■
【フルボディ】等級:V.d.T.
葡萄品種:モンテプルチャーノ33%、プリミティーヴォ30%、サンジョヴェーゼ25%、ネグロアマーロ7%、マルヴァジア ネーラ5%
葡萄園面積:7ha
熟成:フレンチオークの新樽で12ヶ月、その後瓶で12ヶ月熟成
プーリアは鉄分を多く含んだ赤い砂質土壌で、フィロキセラの影響を受けにくいため古い樹が残っています。プリミティーヴォは、生った実を2〜3ヶ月樹の上で乾燥させています。5種類の葡萄は別々に醸造、熟成させます。丁寧に除梗します。発酵とマセラシオンは25日間、ステンレスタンクで行います。マロラクティック発酵はセガン モローのバリックの新樽(アメリカンオーク60%、フレンチオーク40%)で行い、12ヶ月熟成後さらに12ヶ月瓶熟。サンジョヴェーゼよりも、モンテプルチャーノを長く熟成させることが多くなります。
Farnese Fantini Edizione Cinque Autoctoni
ファルネーゼ ファンティーニ エディツィオーネ チンクエ・アウトークトニ
生産地:イタリア アブルッツォ / プーリア
ぶどう品種:モンテプルチャーノ 33%、プリミティーヴォ 30%、サンジョヴェーゼ 25%、ネグロアマーロ 7%、マルヴァジーア・ネーラ 5%
アルコール度数:14.5%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
ルカ・マローニ 2023:99 ポイント