ザビーネ・マイヤー モーツァルト: クラリネット五重奏曲、オーボエ四重奏曲、他(2023年ORTマスタリング)<タワーレコ SACD Hybrid
商品の情報
発売日 | 2023年10月18日 |
ジャンル | CLASSICAL |
フォーマット | SACD Hybrid |
構成数 | 1 |
製造国 | 国内盤 |
レーベル | COLUMBIA X TOWER RECORDS/The Valued Collection Platinum |
SKU | 4549767190716 |
規格品番 | TWSA1154 |
商品の紹介
今回のORTマスタリングは、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方がより拡がる復刻となっています。80年代初期のデジタル録音ですが当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがありましたので、音質自体は元々良く、安定感があることは言うまでもありません。これらの最新復刻で、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回のDENON原盤の第8回発売(通算第10弾)は、2タイトルを発売いたします。 <ORTマスタリングとは> CDスペックにて録音されたDENONレーベルの数々の名盤、そのデジタル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、 再構築する技術「Overtone Reconstruction Technology(ORT)」を開発しました。この倍音再構築技術と、従来から導入されている"Master Sonic 64bit Processing"による高品質なマスタリング技術が組み合わさったものが、"ORT Mastering"です。ORTによって得られた広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かし、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。 (2/2) |
タワーレコード(2023/09/15) |
カラヤンに見いだされた名手によるモーツァルトの2大名曲。名手ザビーネ・マイヤーの日本デビュー盤と、BPO首席奏者を務めたシェレンベルガーのDENON録音盤から2曲をカップリング。ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化 現在も世界屈指の奏者として活躍するクラリネットのマイヤーとオーボエのシェレンベルガーがその評価を決定的なものとした名演。ベルリン・フィル・メンバーとの息の合ったアンサンブルも聴きものです。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用しています。 ザビーネ・マイヤーのこのアルバムの収録時は、ちょうど1981年のベルリン・フィルの首席奏者のオーディションを受けた後、カラヤンの推薦で仮入団していた時期に当たります。日本にもその頃のオケとの軋轢、とりわけカラヤンがこの件をきっかけにベルリン・フィルとの関係が悪化していたことが音楽誌等で紹介されていたこともあり、この若い奏者が俄然注目を集めました(結局、この録音後の1982年秋に仮採用が楽団員総意により否決)。当時の日本コロムビアが彼女と録音を行った細かな経緯は不明ですが、当時微妙な関係でもあったベルリン・フィルの室内楽団のひとつとの共演という意味においても、この録音は忘れられないアルバムのひとつと言えるではないしょうか。尚、ヴィオラには先ごろ亡くなった土屋邦雄氏(2023年8月20日に逝去)が参加しています。演奏自体は彼女のふくよかでありながらも芯のあるドイツ式のクラリネットの特徴が良く出た正統的なモーツァルトだけでなく、珍しいキュフナーの「序奏、主題と変奏」も素晴らしく、リリース時より高い評価を得てきました。モーツァルトは再録音が後にありますが、ここでの大器を感じさせる演奏には目を見張るものがあります。今回、カップリングとして前年に収録された同じくフィルハーモニア・クヮルテット・ベルリンとの、シェレンベルガーのモーツァルト・アルバムより2曲をセレクトし収録しました。シェレンベルガーはマイヤーより10歳ほど年齢が上ですが、ちょうどこの収録の前年、1980年に正式にベルリン・フィルの首席奏者に就任しています。当時、ローター・コッホと共にカラヤン時代最終期のベルリン・フィルを支えました。この録音は収録場所やエンジニアが同じであり共通する要素は多く、演奏もまたシェレンベルガーの美しく輝かしい音色による名演です。尚、今回、デジタル録音によるORT復刻企画では初めての室内楽となりますが、従来以上に奏者の息遣いや共演者との空気感が感じられると思います。 (1/2) |
タワーレコード(2023/09/15) |