STUDIOLOGIC & WALDORF SLEDGE Black Edition
ウォルドルフのサウンドエンジンとファタールの高品位鍵盤が融合した超一級シンセサイザー。 |
シンセサイザー・フリークにとって優れた楽器であるか否かを決めるのは、サウンド・エンジンとユーザー・インターフェイスのバランスです。
Sledgeを見て一目瞭然なのは、コントロールがサウンド・エンジンに直接作用しているという点です。
フロント・パネルのノブやスイッチを触っていただければ、Studiologicのエンジニアが何十年もの間エレクトロニック・キーボードの制作で培ってきた細部へのこだわりがすぐに見て取れることでしょう。
シンセサイザー・モジュールの理にかなった設定が行われており、また従来のアナログ・シンセサイザーの信号の流れを反映した構造になっていることもお分かりいただけるでしょう。
サウンドコアエンジンはWALDORF
本当の意味でシンセサイザーの善し悪しを決めるのは搭載するサウンドです。
幸いなことに、Waldorf MusicのスタッフたちはSledgeの核心部において彼らの経験とノウハウを惜しみなく共有してくれました。
これにより、Studiologicは最新のWaldorfのモデリング技術のデジタル・シグナル・プロセッサをSledgeに採用することができ、あなたのスタジオで十分な力を発揮するキーボードが完成しました。
機能が数多く搭載されていますので、あなたが今までずっと欲しいと思っていた豊かなアナログ・パッドを作成することが可能です。
また、従来のアナログ・シンセサイザーの波形の他に、多くのデジタル・シンセサイザーの源であるPPG Waveを完備しています。
最高の演奏性とコントロール性能を提供するFATAR
Clavia NORD、DOEPFER、MOOG MINI MOOG VOYAGER、ACCESS Virus、ROLANDやKORGなどの名だたる高品位シンセサイザーの鍵盤を提供してきたFATAR社の超高品位鍵盤。音と演奏性が高度に融合して初めて楽器となる、というセオリーを実現するために多くのシンセディベロッパーは自社開発ではなくFATAR社をセレクトするわけです。
そんなFATAR社の自社インストゥルメントブランド「STUDIOLOGIC」がWALDORFと協力し作り上げたシンセサイザーが、このSLEDGE。
エンジン開発に長けたウォルドルフと、演奏性能に長けたファタール社の技術が高度に融合したSLEDGEは、単なる部分委託製作の域を超えた品位を備えている事は言うまでもありません。
SLEDGEには鍵盤演奏性を優先して選ばれるほど高い評価を得ているClavia NORDの鍵盤「TP/9」セミウェイト・キーボードをベースとした、シンセサイザー鍵盤として最適化された独自開発の高品位セミウェイト・シンセサイザー・キーボード「TP/9S」が採用されています。
進化してゆくエンジン |
Sledgeは内部ファームウェアの更新により様々な機能拡張を果たしてきました。
ここではそれらの拡張機能をご紹介してみたと思います。
オートデュアルモード
Sledge2.0ではスプリットまたはレイヤーを使用して同時に2つの異なるサウンドをプレイする事ができるようになりました。
スプリットの場合は一つの鍵盤、レイヤーの場合は複数の鍵盤を押したまま新しいサウンドを選択すると、現在のサウンドに新しく選択したサウンドが追加され、ディあるモードとして演奏が可能です。また、このサウンドの組み合わせをプリセットとして保存することも可能です。
サンプルプレイヤー
内蔵の60MBフラッシュメモリーにサンプリング音をロードして、OSC1の波形として使用できるようになりました。
単にプレイバックするだけでなく、通常の波形と同じようにフィルター、エンベロープ、エフェクトなども用いることが可能です。
エディターソフト「Spectre」
サンプリング音やサウンドプリセット、各種設定(キーボードレンジ、チューニングなど)は、専用エディターソフトSpectreを使用してコンピューターでエディット・編集が可能。この編集結果はUSB経由でSledgeへ転送が可能ですので、オリジナル波形の読み込み・削除からプリセットのロード・リコールまでをコンピュータで管理することが可能です。
SLEDGE 製品詳細 |
・高品質、5オクターブのFatar製TP/9S Synthersizer 鍵盤
・モノフォニック・アフタータッチ機構搭載
・32ポット
・3つのチキンヘッド・ノブ(7ポジション)
・1個のプッシュ機能付きのロータリー・エンコーダ
・2 x 16桁のバックライトLCD
・高品質なピッチとモッド・ホイール
・最大256サウンド
・内蔵60MBフラッシュメモリーにサンプリング音をロードして、OSC1波形として利用可能
・数値キーパッドによる素早く効率的なサウンド選択
・ボイス毎の2つの高速LFOで、スピードとデプスをそれぞれ調節可能
・モジュレーションホイール用の1つの追加モジュレーション・ルーティングで、スピードとデプスをそれぞれ調節可能
- 波形:ノコギリ波、短形波、三角波、サイン波、サンプル&ホールド
- デスティネーション:Osc 1、Osc2、Ocs3、PWM / Wave / FM、ボリューム、フィルターカットオフ
・24ボイス・ポイリフォニー
・単一または複数のトリガーを搭載したモノフォニック・モード
・ボイス毎に3つのオシレータ
- 波形:ノコギリ波、正弦波、三角派、サイン波、パスル(パルス・ウィズ・モジュレーション)
- 66のオリジナルPPGウェーブテーブル を搭載したOscillator 1
・正弦波と三角波のフリケンシー・モジュレーション
・Oscillator Hardsync (Osc 2 to Osc 3)
・ホワイト・ノイズとピンク・ノイズを選択できるノイズ・ジェネレータ
・オシレータとノイズ用にボリュームとオン/オフ・スイッチが搭載されたミキサー
・マルチモード・フィルタ - スロープ:24 / 12 dB
- ローパス
- ハイパス
- バンドパス
- レゾナンス(セルフオシレーション可能)
- 調節可能なキートラックとドライブ
・2つの高速エンベロープ(フィルタ/アンプ)
・パワフルなアルペジエータ - ラッチ・モード
- MIDIクロックへシンク可能
- 上下方向、オルタネート
- 最大10オクターブまで
・2つの同時エフェクト
- Effect 1:コーラス/フェイザー/フランジャー
- Effect 2:リバーブ/ディレイ
・頑丈で軽量な筐体
・ステレオ・ライン出力
・ヘッドフォン出力
・エクスプレッション・ペダル入力
・MIDI IN、 MIDI OUT
・USB-MIDIコネクタ
- ホスト・コンピュータOSにより用意された標準のUSB MIDIドライバを使用
- Windows XP以降対応
- Mac OS X 10.6以降対応
・サイズ:970 x 405 x 110 mm(W x D x H)
・重量:8.3 kg
関連タグ:スタジオロジック ウォルドルフ STUDIO LOGIC SLEDGE 2.0
仕様詳細・対応動作要件は、本製品メーカーサイト情報をご参照の上、お買い求めください。