ケンゾー・エステート ”リンドウ” ナパヴァレー[2020]
【柔らかな風味】ブラックベリーやストロベリーの果実香に、ブラックペッパーやバニラビーンズ、パイクラスト、粘板岩のニュアンスも織り交ざった複層的な香りが広がります。口に含むと豊かな果実味にココアやトリュフが折り重なり柔らかなタンニンに包まれます。高次元で様々な要素が調和しています。
リブアイステーキ、ビーフウェリントン、ラムチョップのガーリックハーブグリル
- ワイン名
- ケンゾー・エステート ”リンドウ” ナパヴァレー
- 原語
- Kenzo Estate Rindo Napa Valley
- ヴィンテージ
- 2020年
- タイプ
- 赤ワイン
- 飲み口
- 辛口 フルボディ
- 原産国・地域
- カリフォルニア、ナパヴァレー
- 造り手
- ケンゾー・エステート<Kenzo Estate>
- ぶどう品種
- カベルネソーヴィニヨン52%、メルロー23%、プティヴェルド12%、マルベック7%、カベルネフラン6%
- 熟成
- フレンチオーク(新樽50%)にて20ヶ月熟成
- アルコール
- 15.2%
- 容量
- 750ml
- 飲み頃温度
- 16〜18℃
※実際のヴィンテージ につきましては画像と異なる場合がございます。
正確なヴィンテージにつきましては<ワインデータ>ヴィンテージ欄をご確認下さいませ。
【2020 Wine Adovcate 92点】
【2019 Jeb Dunnuck 94点】
【2019 Wine Adovocate 92点】
【2018 Jeb Dunnuck 94点】
【2018 Wine Enthusiast 94点】
【2018 Wine Adovocate 93+点】
【2017 Wine Adovocate 93+点】
【2017 Wine Enthusiast 93点】
【2016 Wine Enthusiast 92点&Best of Year Review】
【2015 Wine Enthusiast 95点&セラ―セレクション】
【2015 Vivino Wine Style Awards トップ・カリフォルニア・レッドブレンド】
【2014 Vivino Wine Style Awards トップ・カリフォルニア・レッドブレンド】
【2013 James Suckling 93点】
「私の望みは、世界最高峰のワインを作ること」 辻本憲三
カプコンの創業者辻本憲三氏がナパの素晴らしいワインを日本でももっと愉しめようにしたいという思いから生まれたのがケンゾー・エステートです。
幾多もの困難が待ち受けるワイン造りへの挑戦が始まりました。カリフォルニアワインの父と呼ばれるロバート・モンダヴィを始めナパのワイナリーと交流を深めながらナパの丘陵地を見つけ開墾し、この土地に適地たカベルネソーヴィニヨンをはじめとしたボルドー品種の葡萄の苗を植えたのは1999年の事でした。
開墾から3年。初めての葡萄が収穫されたのは2001年のこと。しかしその葡萄がケンゾー・エステートのワインになる事はありませんでした。この時に辻本憲三の自らの運命を変えるひとりの男と出会います。コルギンやハーランなど数多のカルトワインの葡萄栽培を手がける名栽培家デイビッド・エイブリューです。
デイヴィッドはそのテロワールが秘めた計り知れない可能性を感じとると共に畑のつくりが完璧でない事を見抜きました。デイビッドをケンゾー・エステートの栽培家としてチームに加わる事を打診しましたがデイビッドは参画の条件としてある事を突きつけます。
完璧主義者であるエイブリューが辻本に突き付けたのは、「今植えられている14万本の葡萄樹をすべて引き抜き、畑をゼロから作り直す」という無謀な条件でした。しかしこれが、ワインづくりで頂点を極めるか否かの分岐点となるのです。
世界最高峰のワインへの目標に向かいワインの女神をも引き寄せる
辻本はデイビッドの条件を受け入れ全ての葡萄樹を引き抜き一から新たな畑づくりが始まりました。土を掘り返し、大小様々な石を徹底的に取り除き、緻密な計算の下、畑が細かく区分けされ、それぞれに最適な品種の苗木が等間隔に植えられて、新しい畑が誕生しました。
2003年、辻本憲三のチームに欠かせないもうひとりのキーパーソン、ハイジ・バレットが加わります。ワインの女神と称される世界屈指のワインメーカーである彼女が手掛けるワインは、入手困難で、かつエレガンスを極めるナパヴァレーのカルトワイン。辻本夫妻はそんなバレットのエレガントで芸術的とさえいえるワインメーキングに惹かれます。そんな夫妻の思いを受け、バレットもまた、チームに加わりました。類まれなる才能が結集し、世界最高峰のワインをつくる準備が、遂に整ったのです。
様々な苦難を乗り越え、遂に2005年、ケンゾー エステイトは、初収穫の日を迎えます。摘み取られた凝縮感のある果実は、15年もの歳月をかけて辻本が歩んできた道が正しかったことを証明しました。ここから醸造工程を経て、フレンチオークの樽で20ヶ月間熟成させ、さらに瓶詰めした後、約1年の熟成を終えて、ようやくケンゾー エステイトのワインが誕生するのです。
2019年、ケンゾー エステイトは、老舗メディア「ボンフォーツ・ワイン&スピリッツ・ジャーナル」にて、栄誉ある世界のトップ100ワイナリーのひとつに輝きます。辻?本憲三が目指す世界最高峰のワインづくりは、今、着実に具現化しつつあるのです。
紫鈴(rindo)はケンゾー エステイトのフラッグシップに位置付くボルドーブレンドの名品です。