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[本/雑誌]/靖国神社論/岩田重則/著
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発売日
2020/07
商品説明
神道でありながら、死者を祀るという鎮魂のありかたを誕生させた「靖国神社」。これまでにない祭祀のかたちはどこからきて、そして、どのように錬磨されていったのか。楠正成、水戸学、吉田松陰、奇兵隊、明治維新...。その起源をめぐる旅は、まさに近現代日本の動乱と、そこに生きた人びとの足跡をたどるものとなった。文献資料のとことんまで精査、圧倒的な現地調査から導き出される、あたらしい近現代日本精神史。
収録内容
  1. 靖国神社解明の課題と部分史の方法
  2. 第1部 「七生報国」の誕生―甦る楠正成と別格官幣社第一号湊川神社(「忠臣」楠正成とその復活
  3. 吉田松陰と真木和泉による「忠臣」楠正成の反復
  4. 明治政府の楠正成独占)
  5. 第2部 招魂場の誕生―原点としての長州藩諸隊招魂場「神霊」碑(靖国神社の原点
  6. 奇兵隊招魂場の誕生
  7. 奇兵隊招魂場の戦死者祭祀)
  8. 第3部 靖国神社の誕生―戦死者の独占と招魂場の回収(諸隊招魂場の明治維新
  9. 霊山官祭招魂社と東京招魂社)
  10. 文化装置と政治装置としての靖国神社