精神分析的心理療法の実践?クライエントに出会う前に
岩崎学術出版社: 商品のブランド サイズ
高さ : 2.20 cm
横幅 : 15.20 cm
奥行 : 21.20 cm
重量 : 440.0 g状態【中古品】 ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
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精神分析的立場をとりながら,誰にでもわかるように面接から終結までを平易な言葉で解説する 「あとがき」より 心理療法が成功するかしないかの決め手になるところの一つは,クライエントから反論や反発や拒否を示されたときの対応の仕方にあると思われるが,そこでとるべき基本的な対応を知らないために失敗している心理療法が意外に多いのである。このような状況を見ると,やはり独特な心理療法家の進め方以前に,定式はなんらか必要なのであり,それを伝えることも必要なのではないかと思える。さらに熟練した心理療法家の望ましい姿として,きわめて自然に,直感的に、相手に即して臨機応変に動きながら,かつ的確な応答や効率のよい進め方ができる,という姿が考えられる。そうなるためにも,訓練の初期のうちに,基本(理論に基づいた態度の枠組み)を身につけることが重要であるように思う。このような考えから本書では,私の臨床実践と指導経験を基にしながらも,極力だれにでも通用する心理療法の基本を提示しようと試みた。初めてのクライエントに出会う前に,一通り頭に入れておいてほしいことを書いたつもりである。 改訂 精神分析的人格理論の基礎 力動的心理査定 改訂 ロールシャッハ法と精神分析 ロールシャッハテストの所見の書き方 ロールシャッハ法の最前線 発達精神病理学からみた精神分析理論 内容 刊行から8年,精神分析理論の「基本のキ」を実感的に理解できる本として定評のあるテキストの待望の改訂版。読者の意見も参考に,複雑で多岐にわたる精神分析理論の相互関係を,より結びつけてわかりやすく理解できるよう,多数の加筆修正を行い,図表を追加した。 精神分析的理論とそれに基づくロールシャッハ法解釈の技法と理論を「馬場法」として集大成したのが本書である。その技量を高めるために具体的に何をすればよいか,具体的かつ詳細に書いた本書は,ロールシャッハ法に関心を持ち,さらに深めたいと考える人たちの一助になるであろう。 ロールシャッハ法にはきわめて個別的な,人のありようが反映される。同じ反応語でもその意味は,人によって,置かれた文脈によって異なってくる。ロールシャッハ法の第一人者が著した臨床心理学を学ぶ人・人間理解を志す人のための好適の書。 心理検査から理解されたことを関係者に伝達することは心理士にとって重要な課題である。本書はロールシャッハ反応の読み取り技法を解説しつつ,解釈を基にした所見のまとめ方に多くの紙面を割き,またディスカッションを通して様々な課題への対処法についてたくさんの知恵が提供されており,多くの臨床心理専門家の役に立つであろう。 計的頑強性やエビデンスをめぐって批判もある中,いまだ心理・精神臨床の現場で重用されているロールシャッハ法。本書はそうした批判も踏まえつつ,ロールシャッハ法の「各種基礎心理学との関係」「エビデンスについての現状」「今後の新たな展開」を3部構成で論じている。誕生から100年を迎えたロールシャッハ法の,現在と未来を伝える。 病理は発達様式を再現するという視点をフロイトが最初に示して以来,発達論は多様な変遷を遂げてきた。アンナ・フロイト,マーラー,クライン,ビオン,バリント,ウィニコット,コフート,カーンバーグ,サリヴァン,ミッチェル,ボウルビィ,フォナギー……。多くの理論を並列し,複雑で重層的な事象の多面的な理解を可能にする。