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尾崎人形 【 土笛 水鳥 -みずどり 】
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价格: 2555118.04
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尾崎人形【 土笛 土笛 水鳥 -みずどり 】

■サイズ:幅7cm×高さ5.5cm×奥行11cm
■素材:土/アクリル絵の具(耐水性)
■産地:日本/佐賀県神埼町
■その他:その他:単品/箱入り/自立可能

■手づくりのため1つ1つ形や表情が違います。これも手作りならではの味わいとしてお楽しみ下さい。




尾崎人形は、陶磁器で盛んな佐賀県に700年以上も前より伝わる焼き物の人形です。

全国の陶磁器の中でも古くからの伝承を残す尾崎人形の起源は、1600年頃に誕生した有田焼よりも前といわれており、1281年の元寇(蒙古襲来)の際、捕虜となった蒙古の兵隊が人形を作り吹き鳴らし、遠い祖国を偲んだことが始まりと伝えられています。


佐賀の郷土玩具でもある尾崎人形は、落ちついた音色の土笛やカラコロッと転がるような音の土鈴など、昔懐かしい日本の玩具です。 成型から絵付けに至るまで全て手作業で作られているので、形も表情も1つずつ違い、手作りならではの味わいが楽しめます。

人形のモチーフは、ちょっと不思議な動物や子どもたち。どれもユニークな表情とカラフルな絵付けなので、お部屋に置いておくだけで明るく賑やかな雰囲気にしてくれます。

尾崎人形の特徴


つい「ふふっ」っと笑ってしまう表情*
どの人形も表情がユニークで、高柳さんが作る尾崎人形の大きな特徴になっています。
"ぱっ"と目を引く絵付けは高柳さんのオリジナル*
「赤青黄」の色の3原色に「紫緑」を加えて、有田焼などに古くから伝わる伝統の5色「五彩手」の流れを汲んだ色使いをしています。


吹き口は絵付けをせずに素地のまま。
これは、土には「虫下し/虫封じ」の効果があるといわれており、 医療が発展していなかった時代に子どもの健やかな成長を願った親心の現れです。
人形の底辺には【尾崎人形】の刻印入り。
刻印を入れるのは焼き物らしい風習。土が乾く前の柔らかい段階で"ぎゅっ"と押し入れる刻印は、本物の尾崎人形という証になります。

土笛 みずどり
まず最初に、、、水鳥の概念はこのような特徴を持つ鳥のようです。

その1、水面または水辺で生活する鳥である。
その2、生活場所に対応して脚、足、翼、嘴(くちばし)などの形態に特殊化した特徴をもつものが多く、遊泳と潜水に関連した水かき、浅い水辺の歩行に関連した長い脚と長い足指、潜水に関連した小さな翼などが特に目立つ。
その3、その2のような特殊化した特徴はないけれど、なぜか水辺に限って生活するものや、そのような特徴をもつのに水とは縁のない生活場所に住むものも存在する。

"水鳥=水辺に住む鳥" と捉えがちですが、思っていたよりも水鳥という概念の外延は曖昧のようです。


さて、この『水鳥の概念』に『尾崎人形の水鳥』を当てはめていくと、

その1、水面・水辺に生活しているか?→人形だから置き場所によっては水鳥になる!
その2、生活場所に順応した特殊化した特徴はあるか?→正直なところ、当てはまらない。
その3、水辺に限った生息地。もしくは特殊化した特徴を持ち合わせるが、生活場所は水辺ではない。→いや、もう…持ち主さんにお任せしたい!置き場所によってどうにかできる?と思います!

どうして…本当にどうして『水鳥』と名付けたのか。不思議すぎて面白い人形です(笑)
次に作り手の高柳さんにお会いした時に、答えを伺ってみようと思いますので、どうかしばしこの可愛らしい水鳥とお待ちくださいませ。


唯一の作り手さんに会いまして @2019
700年余りの歴史を持つ尾崎人形ですが、2009年に当時の継承者であった 八谷 至大(はちや よしお) さんが亡くなってしまったことにより、窯の火が途絶えしまった時期があります。
ですが、長い間引き継がれてきた伝統と、蒙古人と地元民の絆を伝え続けるため、当時八谷さんのお手伝いをされていた 高柳 政廣(たかやなぎ まさひろ)さんが、62歳の時に尾崎人形を継承することを決められたそうです。

こちらが唯一の尾崎人形の作り手 高柳さん。

"尾崎焼"の窯元に生まれた高柳さんは、子どもの頃から 父・勝(まさる) さんの仕事を見ながら育ちました。尾崎人形の継承を決められたのにも、多からず子どもの頃の影響もあるようです。
ただ…継承を決めたのは良いものの、勝さんは尾崎焼の職人であり人形作りの経験は持っていなかったため、先代の八谷さんから伝え聞いたことや古くから残る文献を頼りに、独自で試行錯誤しながら人形制作を始めるしかありませんでした。

また、作るだけでなく販売においても今まで経験したことの無いことばかりで、初めは手に取って貰うことすら難しかったといいます。それでも、オリジナルの絵付けや新しい型を作るなどの挑戦を得て、今では国内だけでなく海外にもファンが出来るほど多くの人に手に取って貰えるまでになりました。

現在は高柳さんと、お弟子さんの城島さん(佐賀一品堂店主)の二人三脚で、制作や販売・ワークショップなどの活動を行っています。
取材に訪れた私に「体が辛いから、干支シリーズ一周したら辞めたいんだけど、辞めさせてくれないんだよぉ」と笑顔で話す高柳さんは、とても穏やかでユニークな人柄で「頑張って下さいね!」と応援したくなってしまう作り手さんでした。

さて、高柳さんの会話に出てきた「干支シリーズ」ですが、『卯-うさぎ』から始まり、2020年で『子-ねずみ』まで辿り着き、いよいよ残すは丑寅の2体!年数としては2年となりますが、伝統を繋ぎ継続することはとても気力と体力のいることだと思います。

それでも穏やかでユニークな人形と高柳さんを見ていると、元気に作り続けて欲しいと感じます

食器や衣服のような『日常の道具』とは違い、お土産や贈り物といった『特別な用途』がないと手にする機会が少ない人形ですが、ちょっと気持ちが沈んだりイライラしちゃったり…誰にでもあるこんな時にこそ手に取って欲しいのが尾崎人形です。

マイナスイオンは出ないけど、人形からあふれる素朴な暖かさが癒しの処方箋になって少しずつ元気が出てきます。 玄関やリビング、子ども部屋の机や棚の上に、"ぽん"と置くだけで小さなかわいいパワースポットが完成しちゃいますよ♪

余談ですが…作り手の高柳さんもお天道様みたいな暖かい癒しオーラが出ていました*
お確かめ頂きたいこととお願い
手づくりのため、ひとつづつ形や表情が違います。
これも手作りならではの味わい、人形それぞれの表情としてお楽しみ下さい。