商品分类

性という「饗宴」―対話篇
商品图片有可能与实物不同,请务必详细阅读商品说明内容。

价格: 3740175.03
代购手续费: 112

数量:
限购10件

内容説明

本書は性というテーマを中心に、著者がこれまでさまざまな立場の方々と語り合った対談、鼎談、インタビュー等の集大成とも言える一冊となっている。『ゲイという「経験」増補版』に続く“対話篇”セクシュアリティ、ジェンダーの現代見取り図。



目次

第1章 性なる人々(男は別れるときに地金が出る;ヤリマン身障者芸人 ほか)
第2章 カルチャーセックス(ブス文学の系譜;ヒトは性で進化した ほか)
第3章 ジェンダーフリー論争(男性差別のない社会へ;家族の過去・現在・未来 ほか)
第4章 反差別の作法(部落・女性・在日・同性愛、契機;組織、共同体との付き合い方 ほか)
付録 「伝説のオカマ」は差別か(「伝説のオカマ」は差別か)



著者等紹介

伏見憲明[フシミノリアキ]
作家/評論家。1963年、東京生まれ、埼玉育ち。武蔵野音楽大学付属武蔵野高校声楽科卒、慶応義塾大学法学部政治学科卒。1991年、『プライベート・ゲイ・ライフ』(学陽書房)を書いてカムアウト。その後、旺盛な著作活動を続ける一方で、大学で非常勤講師を務めたり、講演活動で全国を回るなど、ゲイ、そしてクィア・ムーブメントの先駆者的役割を果たす。2003年、処女長編小説『魔女の息子』で、第四〇回文芸賞を受賞



出版社内容情報

はじめに

◆◆第1章 性なる人々
男は別れるときに地金が出る●倉田真由美
ヤリマン身障者芸人●ホーキング青山
規格外の体型をめぐって●ナンシー関 マツコ・デラックス
フィストファックの聖性●尾上怜司 斎藤綾子 松沢呉一
シャブ漬けからの帰還●近藤恒夫 ロイ・アッセンハイマー
平日は男性教師、週末はミニスカねえちゃん●宮崎留美子
私は男も女も好きです●戸川昌子
パワフル・ブス・ライフ! あるブス女との対話●木村薫子
夫の顔が大きいのに嫌気がさして家出?●小沢遼子 マツコ・デラックス
やっぱりオカマ?●安野モヨコ
元祖ウーマンリブの破天荒●田中美津
体育見学児のルサンチマン●松尾スズキ
釜に説法!●瀬戸内寂聴 肉乃小路ニクヨ エスムラルダ ナヨミ 延子ランボルギーニ メイミー

◆◆第2章 カルチャー・セックス
ブス文学の系譜●大塚ひかり
ヒトは性で進化した●古市剛史
少女マンガに魅せられて●藤本由香里
戦う美少女を欲望する「オタク」たち●斉藤環
もこっりフレディに捧ぐ●G.O.Revolution
オタキングの恋愛・結婚観●岡田斗司夫
友愛と性愛の不可能性●宮台真司 マツコ・デ束 川辺金蔵

◆◆付録 「伝説のオカマ」は差別か
「伝説のオカマ」は差別か●及川健二 野口勝三 松沢呉一 黒川宣之 山中登志子

あとがき

──対話を求めてきた理由は、異なる視点なり考え方なりをつねに自分の中に繰り込んでおかないと、いつのまにかモノクロのレンズでしか世界をのぞいていなかった、なんていうことになりかねないからだ。僕らは、この世には人の数だけ世界の数もあるのだということを、つい忘れてしまう。
 とくに、反差別運動の如きものに関わっていると、弱き者たちが積み上げた、身を守るための土嚢が、いつのまにか外を見渡すことも叶わないような高く奇怪な城壁になっていた、などという悲喜劇を見ることが少なくない。昨今、「性」をめぐる言説状況も、後者のような閉塞感を帯び始めているような気がしてならない。
 だから僕自身、これらの対話を通じて、できるだけ考え方の異なる人の言葉に耳を傾けようとしたし、それによって時代や社会状況と自分の世界像とのズレを調整することを心がけてきた。(「あとがき」より)


『ゲイという[経験]』の姉妹版にあたる対話集です。