帰京後の親鸞−明日にともしびを 七十五歳の親鸞―『教行信証』の書写を尊蓮に許す
目次
1 朝廷の新体制:後嵯峨上皇の「院の評定」開始(鎌倉幕府、朝廷の院政を改革させる;摂関政治の成立 ほか)
2 幕府の新体制:北条時頼の執権専制体制開始(北条泰時と将軍藤原頼経;泰時の没と新執権経時 ほか)
3 尊蓮とその実父日野範綱と養父日野宗業(尊蓮はどのような人物か;祖父の日野経尹 ほか)
4 尊蓮に『教行信証』書写を許可する(親鸞の『教行信証』執筆の歴史的意義;親鸞門弟の聞書 ほか)
5 幸西と証空の没(一念義の幸西の没;西山義の証空の没)
著者等紹介
今井雅晴[イマイマサハル]
1942年、東京生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。茨城大学教授、筑波大学大学院教授、コロンビア大学・大連大学・カイロ大学等の客員教授を経て、筑波大学名誉教授、東国真宗研究所所長。専門は日本中世史、仏教史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)