内容説明
大好きな地域のために、自分にできることは、なんだろう?何をやるかも決まっていない、でもドキドキワクワクしてしまったなら、自分を信じて突き進もう。大学卒業直前に、東京の最西端にある奥多摩町に移住してから約10年。挫折と再起を重ねながら、仕事・暮らし・遊びを一体化させた“ワーク・ライフ・プレイミックス”を実践して見えてきた、地域と林業の未来像がある。自分の地域をつくる意味、地域ビジネスのあり方を伝え、東京の森から楽しさへ向かう未来を子どもたちに届けるために。新たな時代の生き方のヒントが、此処にある。
目次
第1章 奥多摩で起業することにしました―本当の自分でいられる地域を選ぶ
第2章 芸能プロダクションの地域版をめざして―自分にしかできないビジネスを興す
第3章 理想と現実 奥多摩⇔小田原の迷い道―発想を換えて逆境を切り開く
第4章 東京の森を子どもたちに届けたい―新しい市庭をつくる
第5章 地域に暮らし、生きる―奥多摩から伝えられること
第6章 遊びの未来をつくるために―豊かさから楽しさへのシフト
著者等紹介
菅原和利[スガワラカズトシ]
1987年神奈川県横浜市生まれ。小学生の頃に県内の小田原市へ引っ越し、自然と触れ合う暮らしを体験する。法政大学人間環境学部へ進学し、研究活動を通じて奥多摩で環境問題やまちづくりのフィールドワークを行う。IT系ベンチャー企業の内定を辞退し、大学卒業直前に奥多摩へ移住。任意団体アートマンズを立ち上げ、2011年7月に株式会社化。アウトドアウェディング、空き家を活用したシェアヴィレッジなどの事業に取り組む。同社を休眠後、小田原市での不動産会社勤務を経て、2013年10月に「東京・森と市庭」の立ち上げに参画。2016年1月からは同社の営業部長を務め、2018年1月からは親会社のトビムシで木育コーディネーターも兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)