いいねぇー江戸売り声―絵で見る商いの原風景
内容説明
納豆やアサリ、シジミの売り声から一日が始まり、暮れなずむ町には豆腐や魚売りの声が響く。暮らしに必要な品々を家庭に届け、生活道具の修理や不要品の買い取りまで担ってくれた物売りの人々。稀にみるほどの循環システムをつくり、エコライフを実現していた江戸の暮らしぶりがいきいきと描かれている。
目次
序章 江戸庶民の一日は売り声とともに
第1章 稀にみるエコライフを支えた物売りたち(煮豆売り;塩売り ほか)
第2章 四季を運んでくれた売り声(お宝売り;宝引き ほか)
第3章 朗らかな口上(七色唐辛子売り;反魂丹売り ほか)
著者等紹介
宮田章司[ミヤタショウジ]
1933年東京生まれ。1954年漫才師宮田洋容の門下生になり、翌55年同門の宮田陽司と組み『陽司・章司』のコンビ名で漫才界にテビューする。その後文化放送のレギュラー番組を持つかたわら民放各局の演芸番組に数多く出演。1964年三沢あけみの専属司会者になり、1969年、日本テレビ「11PM」の準レギュラーになる。1976年コンビ解消後、漫談家と司会者の二足の草蛙を履き、「和田弘とマヒナスターズ」の専属司会者になる
瀬知エリカ[セチエリカ]
1975年福岡県糸島郡生まれ。日本大学農獣医学部林学科卒業。セツ・モードセミナー卒業後、MJイラストレーションズ受講。1999年より画廊に勤めながらイラストレーションを描く。2003年より若手による落語会「らくごの芽」のチラシや当日配布するパンフレット等の制作を担当。時代物の装丁画や挿し絵を多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)