精神科看護のための事例研究―テーマをしぼり論文を書く
内容説明
本書は、事例研究に焦点を当てて、臨床で日々悩みながら看護を展開している者だからこそできる、あるいは臨床家にしかできない研究に多くの人が取り組んでほしいと願い、企画することとなった。内容としては、事例研究に関する概説と、実際に事例研究に取り組んだ保美文栄と依田晴香の論文をもとにして、実践活動を研究としてまとめていく過程を盛り込んだ。
目次
1 なぜ「事例」を研究するの?(精神科看護にとって事例研究をする意味とは?;事例研究の方向性)
2 こうすればできる!事例研究―研究実例の検討(研究テーマをしぼり込む;論文を書くための整理と表現方法)
3 研究論文のプレゼンテーションガイド(事例研究のスライドの作り方と発表の仕方)
著者等紹介
坂田三允[サカタミヨシ]
群馬県立精神医療センター看護部長、(社)日本精神科看護技術協会第一副会長
萱間真美[カヤママミ]
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻、精神看護学分野助教授