病態からみた牛の輸液―水・電解質・酸塩基平衡と疾患別の輸液
目次
1 輸液療法の基礎(輸液計画の立て方;輸液剤の選択 ほか)
2 電解質異常(ナトリウム;カリウム ほか)
3 酸塩基平衡異常(酸塩基平衡の生理;酸塩基平衡異常の鑑別 ほか)
4 子牛疾病の病態と輸液療法(子牛下痢症の病態と輸液療法;侵襲下の栄養輸液 ほか)
5 成牛疾病の病態と輸液療法(分娩後の食欲不振への輸液;乳熱の輸液 ほか)
著者等紹介
鈴木一由[スズキカズユキ]
日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)を卒業後、同大学大学院博士課程にて学位(博士(獣医学))を取得。日本全薬工業(株)に入社後、酢酸リンゲル液など輸液剤の開発に関わる。日本大学生物資源科学部獣医学科の専任講師を経て、2007年から酪農学園大学獣医学群獣医学類教授。大学では生産動物獣医療の画像診断学、臨床薬理学を担当。炎症性疾患の治療プログラムの構築をテーマに研究を続けている
山田裕[ヤマダユタカ]
宮崎大学を卒業後、北海道小清水町農業共済組合に就職。その後、日本全薬工業(株)、ホウライ牧場、ファイザー(株)(現ゾエティス・ジャパン(株))、磯動物病院、小岩井農牧(株)などを経て、2013年より日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科特任教授。1992年に日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)にて学位(博士(獣医学))を取得。新生子をはじめとした子牛の疾病に注目しており、特に経口輸液剤の開発に関わった経験から、輸液療法をライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)