叢書記号学的実践 フィクションとディクション―ジャンル・物語論・文体
内容説明
本書は、文学を超えて美学・芸術論の領域へと踏み出した、著者のあらたな展開を示す刺激的な著作である。
目次
第1章 フィクションとディクション
第2章 虚構の行為
第3章 虚構的物語言説、事実的物語言説
第4章 文体と意味作用
著者等紹介
ジュネット,ジェラール[ジュネット,ジェラール][Genette,G´erard]
1930年、パリに生まれる。エコール・ノルマル出身。パリの国立社会科学高等研究院にて長く詩学を講じた。現在、ニューヨーク大学客員教授。ツヴェタン・トドロフらと詩学の専門誌『ポエティック』を創刊し、編集委員をつとめる。文学にかかわる広い分野(文彩研究、詩的言語の歴史的研究、物語論、テクスト論、一般美学など)において、独自の理論構築をおこなう
和泉涼一[イズミリョウイチ]
1954年、東京に生まれる。東京教育大学卒業後、筑波大学大学院博士課程修了。現在、茨城キリスト教大学教授。専攻、フランス文学
尾河直哉[オガワナオヤ]
1958年、東京に生まれる。和光大学卒業後、カーン大学D・E・A修了、早稲田大学大学院博士課程満期退学。現在、早稲田大学他講師