内容説明
近年、体温計や血圧計などの「からだを測る」機器が家庭に普及しています。従来は病院でしか測れなかった血圧などのからだの指標が家庭でも簡単に測定できるようになったことより、例えば高血圧の診断に家庭で測った血圧を使用するなど、医療の進化にもこれらの機器が貢献しています。本書では体温、血圧、体組成、歩数・活動量、睡眠について、その指標を測る意味、測定の歴史、測定の原理、機器のしくみやその進展、正しく測る方法について一般の方にもわかるようやさしく解説しています。
目次
第1章 体温を測る(体温とは;体温をなぜ測る ほか)
第2章 血圧を測る(血圧とは;血圧測定の歴史 ほか)
第3章 体組成を測る(体組成測定の歴史;体組成を測る ほか)
第4章 歩数・活動量を測る(歩数と活動量;歩数・活動量の計測の歴史 ほか)
第5章 睡眠を測る(睡眠の意味;睡眠計測の歴史 ほか)
著者等紹介
澤野井幸哉[サワノイユキヤ]
1985年奈良工業高等専門学校電気工学科卒業、同年、株式会社立石ライフサイエンス研究所(現、オムロンヘルスケア株式会社)入社、以来、主に電子血圧計の開発に従事。2008年金沢大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。2017年オムロンヘルスケア株式会社技術専門職
志賀利一[シガトシカズ]
1982年山口大学工学部電気工学科卒業。1986年北海道大学大学院工学研究科生体工学専攻修士課程修了、同年、株式会社立石ライフサイエンス研究所(現、オムロンヘルスケア株式会社)入社。1998年北海道大学大学院工学研究科生体工学専攻博士課程修了、博士(工学)。2016年〜自治医科大学客員研究員。2018年〜オムロンヘルスケア株式会社技術開発統轄部統轄部長付専門職R&Dフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)