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カーボンニュートラル・プラットフォーマー―脱炭素基盤事業者
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内容説明

キーワードは「デマンド・ドリブン」。インフラの共存が脱炭素戦略の切り札。



目次

1 脱炭素は、気候変動ではなく「成長の限界」の帰結(縮まるメトロノームの振幅;新たな成長のフレームワークとなる脱炭素経済)
2 社会・産業に及ぶ脱炭素の影響(「全体像が見えない」脱炭素市場;社会全体の電化が優先;避けられない燃料問題;産業プロセスの見直し;新技術開発;国際的な覇権競争は始まっている;脱炭素覇権の構造)
3 日本が目指すデマンド・ドリブンのカーボンニュートラル(縦割り打破による多目的社会インフラ構築;レジリエンス追求で付加価値を増す都市インフラ;河川流域の土木インフラの転換;バイオ産業化;カーボンリサイクル;リサイクル産業の組み込み;価値を生み出すフレームワーク)
4 政策主導の構造転換(「社会インフラリニューアル」と「産業構造転換」をどう実現するか;市場化の徹底;ファクトに基づくアクセルとブレーキの切り替え;司令塔を明確にする;横の連携を生み出す政策へ)
5 カーボンニュートラル・プラットフォーマーへ(異業種で新ビジネスをつくり出す;ルールメイキングの主体となる;協業戦略でA×Bの価値を生み出す;本業の価値を社会とつなげる;カーボンニュートラル・プラットフォーマー)



著者等紹介

瀧口信一郎[タキグチシンイチロウ]
株式会社日本総合研究所創発戦略センターシニアスペシャリスト。1969年、福岡県北九州市生まれ。京都大学理学部を経て、1993年に同大大学院人間環境学研究科を修了。テキサス大学MBA(エネルギーファイナンス専攻)。Jリート運用会社、エネルギーアドバイザリーなどを経て、2009年に株式会社日本総合研究所入社。専門はエネルギー政策・エネルギー事業戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)