内容説明
PNF(固有受容性神経筋促通法)とは、理学療法の本質的なコンセプトのひとつで、あらゆる患者に対して多岐に適用できる。臨床現場のヒントとして活用できる。それぞれの身体部位のPNFパターン、マットを使ったプログラム、PNFの歩行訓練及び日常生活動作をはっきりした体系的な構成で紹介。PNFを扱いたい理学療法士が、パターン、徒手テクニック、コンビネーションの方法を知る手引き。理学療法士の基礎授業で大いに役立つ。
目次
基礎的神経解剖学
自律神経系
感覚運動系
脳幹:姿勢制御
皮質と皮質下系
ニューロンの可塑性
運動学習
基本的原理
テクニック
対角線とパターンの定義
PNF―パターン
PNF―マット動作
歩行促通
PNF―バイタルファンクション
診察・治療計画
神経学を基にした理学療法の評価表
著者等紹介
ライヒェル,ヒルデ・サビーネ[ライヒェル,ヒルデサビーネ] [Reichel,Hilde Sabine]
ミュンヘン生まれ、1960年理学療法士の教育課程修了、1973年カイザー通りのミュンヘン協同診療所で開業。1978年から集中して継続教育活動。1986年よりシュツットガルト近郊のフェルバッハ・シュミーデンにあるVPTアカデミーにおいて専門科目の責任者。1994年フェルバッハ・シュミーデンの理学療法士スクールが拡張。1994年から2001年までVPT(理学療法連盟)の理学療法・マッサージスクールの責任者。マニュアルセラピー、PNF、腰背部のトレーニング、基礎科目分野に重点を置いて集中的な教育活動。ドレスデン国際大学フェルバッハ・シュミーデンVPTアカデミー内分校の、社会人向けの理学療法理学士課程で2005年より、予防・セラピー・リハビリテーション学の理学士課程で2007年よりプロジェクトチーフ
市川繁之[イチカワシゲユキ]
1983年東京衛生学園リハビリテーション科卒業後、理学療法士の国家資格取得。三愛会伊藤病院リハビリテーション部勤務。1986年森山脳神経外科病院勤務リハビリテーション部部長就任。1992年PNF研究所設立、取締役に就任(1998年退任)。1994年から1998年にかけて読売巨人軍コンディショニングアドバイザーを勤める。1999年ヒューマン・コンディショニングPNFセンター開設。(アジア、日本で初めての国際PNF協会設定インストラクターとなる)。2008年日本PNF協会会長よりNPO法人日本PNF協会理事長となる
タオデス江利子[タオデスエリコ]
小樽商科大学経済学科卒業後、ウィーンに移住。ウィーン経済大学、ウィーン大学翻訳・通訳学部で学ぶ。現在、主として実務翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)