なぜ、在宅では「いのち」の奇跡が起きるのか?―在宅医療30年一筋 死にゆく人が教えてくれた真実!
内容説明
経済、長寿が世界トップクラスの日本で、とりわけお年寄りの幸福度があまりに低い理由を読み解く!
目次
1章 終末期医療と延命治療が抱える矛盾(医療に必要なのは一貫性;老人病院が牢獄であった時代 ほか)
2章 “いのち”の真の姿を見落としていないか?(生活の中にあった祖父の死;祖母が死の直前に伝えてくれたこと ほか)
3章 在宅医療から見える「いのち」の意味(日本の医療を成り立たせてきたもの;医療は今、大きな変革を迫られている ほか)
4章 世界を見据えた未来型モデル(失われていく高齢者への「敬愛」や「感謝」;お金に翻弄される『医療の現場』 ほか)
5章 患者さんに一貫して寄り添う伴走者が必要!(患者さん本人の幸せとどう向き合うか;患者さんに寄り添う伴走者は誰か ほか)
著者等紹介
東郷清児[トウゴウセイジ]
医療法人社団医輝会理事長、東郷医院院長。専門は内科・老年期精神神経医学。1963年鹿児島県生まれ。鹿児島大学医学部卒。3年間大学病院に勤務後上京。東京都立多摩老人医療センター(現在の多摩北部医療センター)精神科、武蔵野赤十字病院内科などに勤務する傍ら、武蔵野市内の診療所で在宅医療に従事。平成11年より、市中病院の在宅診療部部長、平成18年より在宅療養支援診療所院長として在宅医療、在宅ホスピスを専門に活動。平成27年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)