子どもの虐待はなくせる!―「安心して子育てができる社会」を考える
内容説明
日本で一番多い虐待死は0歳0ヶ月。彼ら、彼女らは、字も書けず言葉もしゃべれない。当プロジェクトチームでは、児童虐待に関する講演会や勉強会の実施、児童養護施設や乳児院、児童相談所、一時保護所、自立援助ホーム、特徴ある妊産婦支援を行う行政への視察等を行ってきた。その結果私たちがたどり着いた答えは「なぜ児童虐待が起きるのか」という根本原因へのアプローチだった。児童虐待ゼロを目指し、この一冊に提言をまとめる。
目次
第1章 自らの体験談をまじえて―どうして私が児童虐待防止を語るのか?(目黒虐待死事件をきっかけに進んだ『虐待問題』に対する認識(目黒区議会議員・たぞえ麻友)
『被虐待当事者』として虐待解決に向けた思い(町田市議会議員・東友美)
『孤独な子育て』を経験した私が行政に求めること(町田市議会議員・矢口まゆ) ほか)
第2章 多様な取材、学びの知見から―どうしたら児童虐待を防止できるのか?(児童虐待の背景にある『余裕のなさ』の正体とは何か?(目黒区議会議員・たぞえ麻友)
『貧困』によるネグレクトをなくすために(豊橋市議会議員・古池もも)
『ネウボラ』を参考にして、日本の家庭をもっと幸せに(町田市議会議員・矢口まゆ) ほか)
第3章 子育ての専門家にインタビュー―「児童虐待防止プロジェクト×社会福祉士」‐教えて!辻先生‐児童虐待Q&A(品川区議会議員・横山由香理/大和市議会議員・町田れいじ)(どうして子どもの虐待って起きるの?;虐待って連鎖するって聞くけど本当?;虐待って経済的に貧困だから起きるの? ほか)