内容説明
市民の思いが幾重にも描きこまれ、暮らしたいまちの新機軸が立ち上がる。
目次
1 パブリックスペースとは何か(なぜパブリックスペースが注目されるのか;都市公園における官民連携事業の取組み)
2 NSRI式、確実に事業化実現する手順(綿密な準備こそ事業化実現の近道;事業化実現のステップ ほか)
3 都市公園の更なる活性化に向けた提案(さまざまな資金調達方法や事業推進方法;持続的な維持管理運営の仕組み ほか)
4 まち全体の価値向上に向けて(NSRIが取り組む公共空間コンサルティング;日建グループが取り組む公共空間のつくり方・活かし方)
著者等紹介
小川貴裕[オガワタカヒロ]
株式会社日建設計総合研究所都市部門上席研究員、公共空間イノベーショングループマネージャー。1971年千葉県生まれ。1997年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。2008年京都大学大学院経営管理教育部経営管理専攻修了。1997年株式会社日建設計入社、日建設計シビルを経て現職。MBA(経営学修士)、技術士(建設部門)、認定都市プランナー(都市・地域経営)。専門は公共空間イノベーション、事業評価、官民連携事業支援、パークマネジメント、戦略事業コンサルティング、インビジブルアセットマネジメントなど。近年では都市公園をはじめとする道路、河川、まちなか空地等の公共空間利活用の事業化実現支援、地方都市再生、エリア価値向上に関するコンサルティングに携わる。主な受賞は、都市公園等コンクール(一社)日本公園緑地協会会長賞、都市計画コンサルタント優良業務登録事業(e−job事業)認定他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
公共空間の利活用と官民連携の新たな参考書。
日常生活の新しいスタイルが模索される現在、公共空間=「パブリックスペース」の重要性が再認識されている。官民連携事業による、都市公園を中心とした活気のある住み心地の良いまちづくりの方法を、大阪・吹田市の緑豊かな千里南公園や東京・池袋のイケ・サンパークなどの実例をもとに、わかりやすく解説。また、環境エネルギー、ウォーカブル、エリアマネジメントとの相乗効果や公共空間の運営ノウハウ、ランドスケープ視点による公共空間デザインなど、公共空間利活用のための幅広い取り組みを紹介する。