内容説明
システムやサービス開発において、どのような言葉やフレーズを使うかはユーザーを体験に惹き込むために非常に重要である。UXコンテンツとはユーザーが体験を利用するのに直接的に役立つ、UXライターの仕事におけるアウトプットのことを指しており、UXテキストとはタイトルやボタン、説明文、もしくは音声体験であれば音声によるコメントや指示のことを指し、ユーザーが体験の中で得られるインタラクションの半分以上を占める。本書では、言葉を選別・決定することで体験の質を向上させる役割を担うUXライターのために、3つの架空プロジェクトの具体的事例を用いて言葉の使い方を学ぶとともにツールなども紹介する。
目次
1章 Why:ユーザーと組織のゴールを達成する
2章 言葉:あなたを認識するための要素
3章 コンテンツファーストデザインのための会話
4章 UXテキストパターンの適用
5章 編集せよ、ユーザーの目的は読むことではない
6章 UXコンテンツの効果測定
7章 UXライティング業界のツール
8章 30/60/90日計画
9章 最初にやるべきこと
著者等紹介
ポドマジェルスキー,トーリー[ポドマジェルスキー,トーリー] [Podmajersky,Torrey]
UXコンテンツを用いてチームがビジネスや顧客の問題を解決できるように支援している。これまでに、Google、OfferUp、Xbox、Microsoftアカウント、Windowsアプリ、プライバシー、Microsoft Educationなど、消費者やプロフェッショナルのために、インクルーシブで、またアクセシブルな体験を作ってきた
中橋直也[ナカハシナオヤ]
日本電気株式会社UXデザイナー/エンジニア。特定非営利活動法人人間中心設計推進機構(HCD‐Net)認定人間中心設計専門家、認定スクラムプロダクトオーナー(LSPO)。日系/外資系企業にて国内外のプロダクト、サービス、システムの設計に従事し、現在はDX戦略コンサルティングに関わる
松葉有香[マツバユカ]
サービスデザイナー/VUXデザイナー。システムエンジニアを経て、サービスデザイナーとして様々な業界で新規事業立ち上げ・既存事業改善を支援。UXデザインの講師経験もあり、2021年3月に公開した「UXデザイン超概論」は受講生が2000人を超えている。また、2018年から音声サービスのUX(VUX)に注力し、2020年に日本人女性唯一のAlexaChampionに認定された。開発したAlexaスキルは100個以上。音声サービスのコンサルティングも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
サービス・プロダクトを作る上で大切なUXライティングを学ぶ!
システムやサービス開発でも、どのような言葉やフレーズを使うかという決断はユーザを体験に惹き込むために非常に重要で、「UXライター」という職種の求人がgoogleで始まるなど、今後日本でも需要が高まると考えられています。本書では、言葉を選別・決定することで体験の質を向上させる役割を担うUXライターのために、豊富なプロジェクト事例を用いて言葉の使い方を学ぶとともに、ツールなども紹介します。