BCGと人体実験―その真相を究明する
目次
第1章 国民病結核
第2章 背蔭河での東郷部隊の実験
第3章 日本脳炎の人体実験
第4章 第4性病(鼠径リンパ肉芽腫症)の研究
第5章 731部隊
第6章 満州国衛生技術廠
第7章 日本学術振興会第8小委員会
第8章 伝染病研究所
第9章 同仁会
第10章 国立予防衛生研究所
著者等紹介
美馬聰昭[ミマサトアキ]
1946年北海道生まれ。1971年札幌医科大学卒。肝臓専門医。1981年11月から肝がんの早期発見を目的に超音波による集団検診を全道で開始し、肝がんの発見率1.3%で医学界の注目をあびた。B型肝炎は集団予防接種で広がったことを証明するために、5人の原告を集めて、1989年6月に札幌地裁に堤許した。その後、17年の歳月をかけて最高裁で勝訴。2013年3月から北海道のC型肝炎の最大の汚染地域、由仁町三川の問題解決(開業医の注射器の回し打ち)のため、国家賠償を求めて地域の人々と共に闘った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)