内容説明
現状維持に甘んじていては、“ジリ貧”確率100%の時代―。2018年同時改定から2025年へ向けて、医療機関の施設基準をどうデザインして診療報酬を最適化するか、地域でのポジショニングと機能をどう選択するか―実際のコンサルティング事例に基づいて多角的にシミュレーションを行い、中・長期戦略を提案。“できない理由”を並べる前に“どうすればできるか”を考える、地域医療構想・地域包括ケアに追随するのではなく、それを好機として捉えて“反転攻勢”に出る―2018年同時改定・2025年モデルの攻略の書!
目次
第1章 診療報酬改定シミュレーションの方程式(マクロの公開データ分析の必要性とシミュレーション具体例;急性期(DPC)の機能評価係数2のシミュレーション
地域包括ケア病棟のシミュレーション ほか)
第2章 “攻める”診療報酬ケーススタディ50(経営改善のために「人件費増」を図る?;急性期病院における「ロングステイ」作戦は様々な経営指標を悪くする;給食業務委託の狙いはコスト削減から「増収」へ ほか)
第3章 2018年同時改定から2025年への戦略(2018年同時改定の方向性をどう読むか;2018年同時改定から2025年に向けた病院経営戦略とマネジメント)
著者等紹介
工藤高[クドウタカシ]
株式会社MMオフィス代表取締役/病院経営戦略コンサルタント。1982年、日本大学経済学部卒、(社医)河北総合病院医事係長、(医)鉄蕉会森の里病院医事課長等の17年間にわたる病院勤務を経て、1999年より株式会社MMオフィス代表取締役。病院の経営支援、医療専門誌への執筆、講演を中心に活動。関東学院大学大学院経済学研究科(医療経済学担当)等にて非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)