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令和ヤクザ解体新書―極道記者が忘れえぬ28人の証言
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内容説明

暴対法、分裂抗争、暴力団排除、コロナ禍…「これくらい世の中が変わってくれた方がまだ食うていける。これがワシらの実情や」。現代アウトローの実像を浮き彫りにした衝撃ノンフィクション。



目次

序章 緊急事態宣言とヤクザたち
第1章 現代ヤクザの処世術(出世は損をするだけ…40代現役幹部の場合;出所後のヒットマンを待ち受けるもの…50代男性の場合 ほか)
第2章 加入と脱退に見る当世極道事情(刑務所で拾われた…50代男性の場合;犯罪の代償を支払わされて…20代男性の場合 ほか)
第3章 ヤクザの家族愛(「家族を持つな!」…40代幹部の場合;極妻になったのは若さゆえの過ち…20代女性の場合 ほか)
第4章 事件の裏で蠢くヤクザ(変わりゆく芸能界との関係;ヤクザ専門記者 ほか)
第5章 生き方としてのヤクザ(なぜヤクザは職業ではないのか;刑務所という日常 ほか)



著者等紹介

佐々木拓朗[ササキタクロウ]
10数年にわたってアウトロー取材をしてきた元編集者。現在はフリーライターとして自身の経験や独自の人脈を生かした情報発信を行っている。ウェブサイト「日刊サイゾー」や「ビジネスジャーナル」などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

現代アウトローの実像を浮き彫りにした衝撃ノンフィクション

暴対法、分裂抗争、暴力団排除、コロナ禍……

「これくらい世の中が変わってくれた方が、まだ食うていける。これがワシらの実情や」







新型コロナウイルス感染症は全世界に深刻な影響を与えた。東京五輪を延期した日本は国難に直面していると言っていいだろう。しかし、某二次団体幹部によれば、この国難はヤクザに生きる糧を与えてくれる一筋の光明となっている。逆説的に言えば、現代ヤクザは反社会的勢力と位置付けられ、国難が希望に映るほど追い込まれている。

この30年間で暴対法が5度にわたって改正され、そのたびに規制が追加された。シノギ、抗争、組織運営、どの面においても司直の追及を受けることになった。そして、10年前に全国で施行された暴力団排除条例によって、一般社会との断絶が進み、いよいよヤクザは存亡の危機に瀕している。本書は2021年現在、令和ヤクザたちの実情を綴った記録である。(「序章」より抜粋)