内容説明
自動車は現在ではグローバルな通信ネットワークのノードの1つになりつつある。そして自動車と「外の世界」とのシームレスな接続は、将来の利用方法に魅力的な展望をもたらすだろう。本書はその重要な基盤技術を示した原著「Automotive Ethernet 3rd Edition」の完全翻訳版である。
目次
第1章 イーサネット小史(自動車メーカーの視点から)
第2章 車載ネットワーキング小史
第3章 車載イーサネット小史
第4章 車載環境
第5章 車載イーサネット物理層のテクノロジ
第6章 車載イーサネットと電源
第7章 車載イーサネットのプロトコル
第8章 車載システム開発におけるイーサネット
第9章 今後の展望
著者等紹介
Matheus,Kirsten[MATHEUS,KIRSTEN]
BMW社で車載ネットワーキング戦略を担当し、自動車業界内の標準技術としてイーサネットベースの通信を確立してきた通信エンジニア。以前はフォルクスワーゲン社、NXP社、エリクソン社で職務に就いていた。2019年に論文「車載イーサネットネットワーキングの開発に対するビジョン、リーダーシップ、および貢献」が認められ、IEEE‐SA Standards Medallionを受賞
K¨onigseder,Thomas[KONIGSEDER,THOMAS]
Technica Engineering社のCTOであり、自動車分野の顧客向けに、イーサネットベースのシステムの円滑な導入を支援している。以前に勤務していたBMW社では、2008年のイーサネット接続機能を搭載した最初の量産車の発売を担当。2013年の量産開始に向けて最初の車載イーサネット物理層を有効にし、今日の車載イーサネットへの道を切り拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
これからのクルマの共通インフラを知る!
自動車は、現在ではグローバルな通信ネットワークのノードの1つになりつつあります。そして自動車と「外の世界(インターネット)」とのシームレスな接続は、将来の利用法に魅力的な展望をもたらすことになるでしょう。
本書はその重要なインフラ基盤を示した原著「Automotive Ethernet 3rdedition」の完全翻訳版です。
Tier 1からTier 3に至る多くのメーカー、サプライヤーの技術者にとって、今後必須となる技術ドキュメントが満載の一冊です。