天皇の歴史と法制を見直す
内容説明
皇室史の全体像に迫る最新作!二千年近く続いて来た歴代天皇と宮廷文化の実像を解き明かし、近現代の皇室法制の成立史と問題点を概述しながら、当面必要な改善案も提示する。平安朝を中心に宮廷の儀式行事を精査してきた第一人者が、日本の未来と皇統の永続のために、わかりやすく書き下ろした渾身の著!
目次
前篇 歴代天皇の継承と宮廷文化(記紀「神話」の建国物語;ヤマト朝廷の「マツリゴト」;飛鳥・奈良時代の「女帝」;平安から幕末までの天皇;明治以降の天皇・皇后と皇族;近現代の主要な宮廷文化)
後篇 近現代の法制度に見る天皇(明治の『皇室典範』と皇室令制;戦後の憲法と新『皇室典範』;皇室関連法の整備と典範改正論;『皇室典範特例法』と「付帯決議」)
著者等紹介
所功[トコロイサオ]
昭和16年(1941)12月12日、岐阜県出生(小田原市現住)。同41年3月、名古屋大学大学院修士課程(国史学)卒業。同61年9月、法学博士(慶應義塾大学、日本法制文化史)。職歴:皇學館大學文学部教員(9年間)、文部省初中局社会科教科書調査官(6年間)、京都産業大学教養部→法学部・日本文化研究所教授(31年間)、モラロジー研究所教授(10年間)歴任。現在、京都産業大学名誉教授(日本文化研究所客員研究員)、京都宮廷文化研究所特別顧問など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)