金子みすゞの苦悩とスピリチュアリティ―自死をめぐる考察
目次
第1章 自死をめぐる考察―遺言の分析
第2章 「死の理解」とスピリチュアリティ―作品「雪」を中心にして
第3章 自死の宗教学的考察―宗教と空想
第4章 「宗教心」の機能的分析―作品「花のたましい」を中心にして
第5章 さびしさの精神病理―抑うつ気分と自己愛人格傾向
第6章 自死について―抑うつ気分と自己愛人格傾向の視点から
著者等紹介
窪寺俊之[クボテラトシユキ]
1939年生まれ、埼玉大学(教育学)、東京都立大学大学院(臨床心理学)に学び、米国・エモリー大学神学研究科(キリスト教神学)を修了(M.Div.)、コロンビア神学校神学研究科(牧会学、牧会カウンセリング)修了(Th.M.)、博士(人間科学、大阪大学)、米国リッチモンド記念病院元チャプレン、淀川キリスト教病院元チャプレン、米国イーストベイ・フリー・メソジスト教会元牧師、関西学院大学神学部元教授、聖学院大学大学院元教授、現在、兵庫大学大学院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
金子みすゞはなぜ自死したのか。今なお多くの人々を魅了し続ける作品の背後にある彼女の苦悩に迫る。遺言や512編の作品を宗教学、精神病理学、スピリチュアリティの視点から分析した論考。