出版社内容情報
《内容》 複数の家を巡回し、ケアを行なう看護・介護士にとって感染予防は重要な課題である。本書は、在宅で感染予防を行なう際の留意点を詳しく、かつ平易に紹介するために、各医師や看護婦・薬剤師等が全国から集まり作成した。「ユニバーサルプレコーション」「感染リスクと対策レベル」「感染経路別予防対策」を柱に導入部と実際のケアをまとめた実践部から成る。100点以上の図版を2色刷り。
本 書 の 特 色
● 知りたい情報をすぐに探すことができるように索引と目次を充実。
● 必要な知識が一目でわかるよう「訪問看護・介護者」「療養者家族」「注意」「メモ」等、マークを使用。
● 「正しい手洗いやうがい、洗浄・消毒や廃棄の方法」「MRSA、ウイルス肝炎、結核等、各種感染症のケア」「褥瘡、尿道留置カテーテル、経管栄養、人工肛門、人工呼吸療法等のケア」など場合や疾患に応じてまとめた。
● 各科医師・歯科医師や看護婦、薬剤師・各種療法士等コ・メディカルという多彩な執筆陣で各分野を網羅。
● 図表、写真、100点以上のイラストを用いて親しみやすい誌面とした。
《目次》
1 感染予防対策の基本
1.感染リスクの高低とリスクに応じた対策
2.感染経路と予防対策
3.標準予防策(ユニバーサルプレコーション)の基本的考え方
2 感染予防対策の具体的実践
1.手洗い
2.口腔ケアとうがい
3.手袋、プラスチックエプロン、サージカルマスクの取扱い
4.訪問看護師等、患者及び家族に対する感染予防対策の教育・研修
5.リネン類の洗濯
6.針刺し事故防止の注意
7.在宅医療廃棄物の取扱い
8.食器類の取扱い
9.食中毒の予防
10.清掃
11.在宅医療と消毒・洗浄
12.在宅における洗浄・消毒に必要な物品
13.ディスポーザブル製品の取扱い
3 在宅ケアと感染症
1.MRSA感染症患者のケア
2.疥癬患者のケア
3.ウイルス肝炎患者(HBV、HCV)、HIV感染症患者のケア
4.インフルエンザ患者のケア
5.結核患者のケア
4 在宅ケアと処置
1.褥瘡患者のケア
2.在宅尿道留置カテーテル施行患者のケア
3.在宅中心静脈栄養法(HPN)施行患者のケア
4.在宅経管栄養施行患者におけるケア
5.在宅自己腹膜灌流法(CAPD)施行患者のケア
6.人工肛門造設・人工膀胱造設患者のケア
7.在宅呼吸管理患者のケア
8.死亡時の感染予防対策
5 在宅ケアにおける諸注意
1.面会者の注意
2.日常生活に対する心がけ―新寝たきり老人ゼロ作戦―
3.病院と老人施設・在宅ケアの違い
4.デイケア・デイサービスについて