制服ガールの総力戦―イギリスの「女の子」の戦時貢献
内容説明
女性は戦争にどのように関わったのか?制服の女性は戦時下のメディアでどのように取り上げられたのか?第二次世界大戦時の制服姿の女性を通して、「女性活躍」の表象を読み解く。
目次
第1部 成長する女の子(Girls Growing Up)の時代―二〇世紀初頭のイギリス(「私たちもスカウトになれますよね」―「元祖」制服ガール、ガールガイド運動;雑誌『ガールズ・オウン・ペーパー』に見る戦間期のガール;第一次世界大戦と女性の「大義」―レイ・ストレイチーの『大義』とヴァージニア・ウルフの『3ギニー』)
第2部 第二次世界大戦下の制服ガール(イギリスにおける女たちの銃後;写真週刊誌『ピクチャー・ポスト』の制服のカバーガール;女性誌に見る制服ガールの諸相;フィクションに見る制服ガールの冒険―「空軍女性補助部隊のウォーラルズ」(Worrals of the W.A.A.F.’s)シリーズ)
著者等紹介
杉村使乃[スギムラシノ]
共立女子大学文芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)