プロブレムQ&A アイヌ差別問題読本―シサムになるために (増補改訂版)
内容説明
私たちは、アイヌの歴史をどれだけ知っているだろうか?コシャマイン、シャクシャインの蜂起に象徴されるように、アイヌの歴史は、“和人”の征服に対する抵抗の歴史であった。本書は、その歴史と差別問題をやさしく解説、アイヌ文化振興法の問題点も明らかにして、良き隣人=シサムへの道を考える。最高裁に上訴中のアイヌ共有財産裁判も加え全面増補改訂。
目次
アイヌってどんな人たちですか?
アイヌが縄文人の子孫なんですか?
アイヌは少数民族ですか、先住民族ですか?
アイヌはいつごろ、どこに先住したのですか?
アイヌが日本史に登場するのはいつからですか?
「蝦夷征伐」って何ですか?
エミシはどんな抵抗を繰り広げたのですか?
コシャマインって誰ですか?
シャクシャインの蜂起って何ですか?
アイヌ勘定って何ですか?〔ほか〕
著者等紹介
小笠原信之[オガサワラノブユキ]
新聞記者を経てフリージャーナリスト。1947年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。医療・生命、環境、原子力、労働、アイヌ差別などの問題に関心をもち、著述活動を続けている